「地球の使い過ぎ」速度がコロナ禍でペースダウン 2020年のアース・オーバー・シュート・デーは8月22日 グローバル・フットプリント・ネットワーク2020年8月21日
国際シンクタンクのグローバル・フットプリント・ネットワークが8月20日に発表した今年の「アース・オーバー・シュート・デー」は8月22日で、前年より3週間ペースが遅くなった。世界に蔓延した新型コロナウイルスにより経済活動が委縮した影響が大きく、今年はこの日以降、自然が有する原資を人類が切り崩すように生きていくことを意味している。
環境団体のWWFが人類による地球の使い過ぎ状態に警鐘を鳴らす目的で毎年発表されているのが「アース・オーバー・シュート・デー」。その年に使用可能な全ての地球資源を使い果たすとする日で、地球が持つ1年分の資源の再生産量とCO2吸収量を、人類による自然資源の消費量が超過(オーバーシュート)する日のこと。
環境団体のWWFによると、世界全体では地球1.6個分の自然資源を消費で使い過ぎの状態だといい、8月22日以降、人類は地球の自然資源の「原資」に手を付けながら、赤字状態で生活していくことになるという。「単に過去の姿を取り戻すのではなく、温暖化対策も含めたサステナブルな社会づくりを目指すことが重要」としている。
今年は世界的なコロナ禍の影響で人類の生産および消費活動が大幅に縮小したため、アース・オーバー・シュート・デーも前年に比べ約3週間遅い到来となった。しかし、ほぼすべての国で1970年代以来、年を追うごとに日付が早まっており、中東地域の国々やアメリカのような早い国では2月から3月にかけてすでにオーバーシュートしている。ニジェール、ミャンマー、キルギスタンといった12月にオーバー・シュート・デーを迎える消費の少ない国々の存在によって、世界全体の平均が7~8月に何とか保たれている状態にある。
2019年のデータでは世界中の国々が日本と同じような消費行動をとると2.8個、アメリカのような行動であれば5個、地球が必要とされている。
世界中で叫ばれている持続可能な社会に向けた環境負荷低減の取り組みが求められており、プラスチック利用を控え、マイバックやマイボトルなど再利用可能なものの取入れが個々人には求められている。
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