熊本豪雨で被災の酒蔵を応援 返礼品は奇跡の焼酎と梅酒 大和一酒造元2020年8月31日
7月の熊本豪雨で被災した熊本県人吉市の酒蔵、大和一酒造元は8月31日、クラウドファンディングのプロジェクト「豪雨の中、流出を逃れた奇跡の甕!Makuake限定 焼酎・梅酒を飲んで応援」を開始。返礼品として、豪雨を逃れた甕に入っていた焼酎・梅酒を送る。

返礼品の玄米焼酎「川の神」と本格梅酒「ここに生きる」日本で最も水質がきれいな川として認められた清流・川辺川と球磨川に囲まれた球磨地方で造られる球磨焼酎は、ウィスキーのスコッチや、ワインのボルドーと肩を並べ、世界貿易機関(WHO)から、地理的表示の産地指定を受けている数少ないブランド。大和一酒造元は、この地域で1898年に創業し、焼酎の原点を追求してきた。機械に頼らず、蔵人の五感をフルに活用しながら麹を育てる手造りの製法にこだわり、蒸留も焼酎本来の深い味わいが残るよう、伝統製法の「兜釜蒸留機」を独自で開発。焼酎の原点を大切に、古い製法の再現に取り組んでいる。一方で、自由な発想をもち、人吉の温泉を生かした「温泉焼酎」や、熊本の特産品である牛乳を使ったフルーティでなめらかな「牛乳焼酎」などオリジナル製品も開発している。
7月3日からの豪雨では、球磨川が氾濫し、大和一酒造も被災し、建物は高さ3メートルほどまで水に浸かった。焼酎を作る機械も水に浸かり、原酒貯蔵のタンクは中身のほとんどが流出したが、いくつかの甕やタンクは水に浮いて漂い、水が引いたあとに倒れることなく見事に着地したものがある。今回実施するクラウドファンディングの御礼にはこの原酒をもとにした焼酎・梅酒を送る。
なお、支援金は、設備の修理や買い替えなど、復興に向けた資金として使用する。プロジェクト期間は11月8日まで。支援金額は、4000円〜1万円で、支援総数は限定825個。
【豪雨の中、流出を逃れた奇跡の甕!Makuake限定 焼酎・梅酒を飲んで応援】
被災した大和一酒造元
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】メロンにCABYV 県内で初めて確認 島根県2025年12月8日 -
【注意報】トマトの黄化葉巻病とタバココナジラミ 県下全域で多発 宮崎県2025年12月8日 -
シンとんぼ(171)食料・農業・農村基本計画(13)輸出国から我が国への輸送の状況2025年12月6日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(88)ジチオカーバメート(求電子剤)【防除学習帖】第327回2025年12月6日 -
農薬の正しい使い方(61)変温動物の防除法と上手な農薬の使い方【今さら聞けない営農情報】第327回2025年12月6日 -
スーパーの米価 前週から23円上昇し5kg4335円 過去最高値を更新2025年12月5日 -
支え合い「協同の道」拓く JA愛知東組合長 海野文貴氏(2) 【未来視座 JAトップインタビュー】2025年12月5日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】『タコ市理論』は経済政策使命の決定的違反行為だ 積極財政で弱者犠牲に2025年12月5日 -
食を日本の稼ぎの柱に 農水省が戦略本部を設置2025年12月5日 -
JAの販売品販売高7.7%増加 2024年度総合JA決算概況2025年12月5日 -
ポテトチップからも残留農薬 輸入米に続き検出 国会で追及2025年12月5日 -
生産者補給金 再生産と将来投資が可能な単価水準を JAグループ畜酪要請2025年12月5日 -
第3回「食料・農林水産分野におけるGX加速化研究会」開催 農水省2025年12月5日 -
新感覚&新食感スイーツ「長崎カステリーヌ」農水省「FOODSHIFTセレクション」でW入賞2025年12月5日 -
(464)「ローカル」・「ローカリティ」・「テロワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月5日 -
【スマート農業の風】(20)スマート農業を活用したJAのデジタル管理2025年12月5日 -
「もっともっとノウフク2025」応援フェア 農福連携食材を日替わりで提供 JA共済連2025年12月5日 -
若手職員が"将来のあるべき姿"を検討、経営層と意見交換 JA共済連2025年12月5日 -
IT資産の処分業務支援サービス「CIRCULIT」開始 JA三井リースアセット2025年12月5日 -
「KSAS Marketplace」に人材インフラ企業「YUIME」の特定技能人材派遣サービスのコンテンツを掲載 クボタ2025年12月5日


































