藤崎町の「元祖ふじりんご」継承・存続へクラウドファンディング開始2020年11月2日
(株)テラスビジョンは、ふじりんごの発祥地である青森県藤崎町から、「元祖ふじりんご」の魅力を発信するため、12月15日までクラウドファンディングを実施。伝統的な栽培技術を熟練から若手へ継承し、存続する活動を応援する。

クラウドファンディングのプロジェクト「ふじりんごの発祥地から、本場の『元祖ふじりんご』をお届けします!」では、元祖ふじりんごの伝統的な栽培技術を熟練から若手へ継承、存続する活動を応援してもらい、リターンとしてふじりんごの発祥地、青森県藤崎町から本場のふじりんごを産地直送。収穫したての鮮度を保ったまま、おいしい時期にサポーターへ届ける。リターン品は、「サンふじ約3kg 家庭用」など3300円から5種類を用意している。
藤崎町は、日本一生産されているりんごの品種「ふじ」の発祥地。りんご王国、青森の中でも、特別な場所である藤崎町で生産されたふじりんごは「元祖ふじりんご」として青森県内で広く知られている。
ふじりんごは1939年から藤崎園芸試験場で研究が行われ、1962年に正式に品種登録がされた。味・香り・果汁量と貯蔵性の良さに優れた結果は当時、りんごの品種開発では珍しく、日本全国の研究機関や、りんご農家での栽培実験が行われるなど、りんご業界に衝撃を与えた。
藤崎町は、津軽を代表する三大河川が交差する津軽平野の中央部に位置し、平野全域がまんべんなくきれいな流水に恵まれ、ミネラルを豊富に含んだ土はふかふかと柔らかくなるため、りんごの木が根っこを広範囲に張りやすく、病気に強い木へと成長する。りんごの成長に適した風土と、味わいを増す青森特有の冷涼な気候が揃う、りんご栽培にふさわしい環境で、土に充分な栄養が備わっているため、肥料や農薬の使用量を最低限に抑えても、安定して美味しいりんごが育つ。
一方、藤崎町の農家の平均年齢は69歳と生産者が高齢化し引退を考える農家が多く、伝統的な技術が自然消滅する可能性が高い。同社は、農家が長い間受け継いできた伝統的な高い技術を、次の世代に継承し、藤崎町産ふじりんごの魅力を広めようと、熟練農家と若手農家を集め、オンラインショップで売り場を作ろうと考えている。ショップ管理は若手が担当し、熟練農家には梱包・発送のみで済むようにするなど、スムーズな流れを組んむなど計画している。
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