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【注意報】マンゴーハフクレタマバエ 八重山地域で多発のおそれ 沖縄県2025年8月1日

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沖縄県病害虫防除技術センターは、マンゴーにマンゴーハフクレタマバエが八重山地域で多発のおそれがあるとして、7月28日に令和7年度病害虫発生予察注意報第4号を発表した。

図1:マンゴーハフクレタマバエ 寄生新梢率の推移と図2:マンゴーハフクレタマバエ 過去2年の寄生新梢率推移

沖縄県病害虫防除技術センターによると、石垣市における7月の調査の結果、本種の寄生新梢率は66.4%(平年:17.1%)、発生ほ場率100%(平年:42.4%)で、平年に比べ多発生となった(図1、図2)。

マンゴーハフクレタマバエの成虫は体長1.3~1.7mmで体色は明褐色、脚は細長い。触覚は数珠玉を繋いだような形で、体長と同程度かそれ以上の長さがある(図3)。幼虫は体長約2mmの白~橙黄色のうじ虫(図4)。

図3:マンゴーハフクレタマバエ(成虫)と図4:マンゴーハフクレタマバエ(幼虫)(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)

雌成虫はマンゴーの新葉及び新梢部の軸の柔らかい組織内に産卵する。ふ化した幼虫は葉肉内をせん孔し、生長しながら直径1.5~3mmの円形の虫こぶを形成る。虫こぶはわずかに膨らみ、水浸状~黒褐色の円形の斑点となる(図5)。成熟した幼虫は虫こぶから脱出し、飛び跳ねて葉から落下し、地中で蛹化する。

図5:新葉に形成された虫こぶと図6:高密度に加害された新葉(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)

幼虫脱出後の虫こぶは葉から脱落するため被害痕は孔となり、高密度に加害された葉は落葉が早まる(図6)。また被害痕から炭疽病菌に感染することが多く、落葉がいっそう促進される。

卵~成虫まで約2週間(卵期間2日、幼虫期間5日、蛹期間6日程度)、成虫寿命は1~3日程度。県内では低温期を除きほぼ周年発生が確認されるが、特に収穫後の7~10月に発生が多い。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)繁殖スピードが速く、環境条件が整うと急激に増殖することから、新葉をよく観察し、早期発見・防除に努める。また被害葉及び不要な新梢を除去し、施設外に持ち出し処分する。

(2)高湿度条件下で幼虫や蛹の生存率が高まるため、施設内の湿度管理に留意する。

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