遠州落花生オーナー制度開始 先着10組限定 あったか農場×春華堂2021年4月19日
浜名湖銘菓「うなぎパイ」の春華堂は、あったか農場(静岡県浜松市)と協同で、自分で育てた落花生を料理やスイーツにして堪能する農業と食を体験する遠州落花生オーナー制度「Peanuts A to Z」(ピーナッツエートゥゼット)を5月8日から開催する。
あったか農場のメンバー
「Peanuts A to Z」では落花生の農園を区画販売し、その区画内で落花生の栽培を体験。収穫した一部の落花生でピーナッツバターづくり体験や落花生料理を楽しむイベントで、土地の恵みを生かした農業体験を通して、収穫した遠州落花生を使って食を楽しむサービスを提供する。
遠州海岸地域特有の水はけの良い砂地と温暖な気候が栽培に適した落花生は、この地域の隠れた名産品。しかし、栽培農家の減少に伴い一時は市場からその姿を消し、とても希少価値が高いものとなった。100年以上前から代々受け継がれてきた種で育てるあったか農場の落花生は、一粒一粒が大きく甘みと香ばしさが特徴だ。
同制度は第1ステップとして、5月8日に種をまき、9月4日に収穫し茹で落花生を試食。さらに、10月2日に浜北スイーツコミュニティ・nicoe(静岡県浜松市)でシェフチームによるスペシャル落花生ランチとオリジナルピーナッツバターづくりを体験する。
あったか農場は30~40代中心の若い農場。地元ゼネコンで9年間勤務していた代表の渥美隆裕氏が2012年にゼロから農業を始め、今では篠原たまねぎ・とうもろこし・落花生など通年10種以上の野菜を生産。畑を開放し収穫体験や農業講座、農業重機の試乗、どろんこ遊びなどが体験できる「こども農業イベント」を2018年から開催し、来場者は3300人を越える。今回、遠州落花生という地域の食文化への関心を喚起する機会として意欲的に取り組んでいる。
遠州落花生
<遠州落花生オーナー制度 実施概要>
参加資格:作付け(種まき)・収穫・nicoe体験の計3回に参加できる人
募集人数:10組
参加費用:1区画3万円(税込)※作付け・収穫・nicoeでのスペシャルランチ・体験代含む
支払い:作付け(種まき)当日現地で現金支払い
畑面積:1m×5m(2畝×5m)
収穫量:生落花生5㎏※収穫した一部を加工に使用
申し込み:nicoe(電話)053-586-4567(9:00~17:00)
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