「AIプロテオミクス」研究の東工大学発ベンチャー aiwellへ投資 FFF1号2021年7月13日
オイシックス・ラ・大地株式会社の投資子会社Future Food Fundが運営するフードイノベーション領域に特化したCVCファンド「Future Food Fund 1号」(FFF1号)は、aiwell株式会社(東京都千代田区)に投資を実行。FFF1号のヘルステック分野のポートフォリオを拡充するとともに、aiwellの技術の食品分析への応用など食分野のイノベーション創出をめざす。
AIプロテオミクスで実現する未来健康社会システム概略図
aiwellは、東工大学発ベンチャー認定企業で、2018年に"AIプロテオミクス"の実用化を進めるための共同研究を東京工業大学と開始。AIプロテオミクスの社会実装を進めることで、 病気や怪我の自覚症状が出る前と、重篤化する前にAIの画像判断による診断支援や遠隔診療支援、創薬支援が可能になるサービスの実現を進めており、現在、AIプロテオミクスの実用化、汎用化と社会実装を進めるため、各企業との共同研究を行っている。
同社代表取締役の馬渕浩幸氏は「当社のAI プロテオミクスは、あらゆる産業、事業において利用が可能。 今回の投資を機に、数ある可能性の中でも食に関する場面で、このAIプロテオミクスの可能性を引き出す事になった」と話し、野菜や果物、肉、魚など、植物や生体を原料とする食品の多くは、同社のAIプロテオミクスを通 じて、品質、栄養価や、味、食感、香り、色彩、産地などを、食べなくても予測できるようになるという。また、Future Food Fund代表取締役の松本浩平氏は「aiwell社のデータと食のデータを掛け合わせ個人の体調に即したライフスタイルを提案できる可能性も秘めている。この技術は生鮮食品や加工食品の品質管理・商品開発など様々に活用できるもの。今後増えてくると予想される代替タンパク食品の品質向上への寄与も期待できる」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日