持続可能なエビ養殖業へ「インドネシア・エビ養殖業改善プロジェクト」第二期開始 日本生協連2021年8月2日
日本生協連は7月、コープのブラックタイガー商品の原料であるエビの産地で、ASC認証の基準にもとづく持続可能なエビ養殖業への改善を目指す取り組みの第二期となる「インドネシア・エビ養殖業改善プロジェクト」を始めた。
日本生協連は、サプライチェーンを通じて人権を尊重し、環境に配慮した調達を推進するため、コープ商品「責任ある調達基本方針」を公開。水産物に関しては、水産エコラベル付き商品の拡大や、持続可能な生産への意思がある生産者と連携した漁業・養殖業改善プロジェクト支援として、コープ商品で扱うブラックタイガーの主要産地であるインドネシアでも、2018年7月から3年間、養殖業改善に取り組んできた。
第二期はプロジェクト名を「インドネシア・エビ養殖業改善プロジェクト」に改め、引き続きスラウェシ島でのエビ養殖業改善に取り組む。また、新たにジャワ島中部ジャワ州での養殖業改善や、スマトラ島アチェ州でのブラックタイガーの親エビ資源の保全に取り組む。さらに、ブラックタイガーを使ったコープ商品を1点購入ごとに3円を積み立て、WWFジャパンを通じて本プロジェクトに寄付する「ブラックタイガー養殖業改善協力金」も継続。寄付金は、養殖池開発によって失われたマングローブの再生、生産者への研修、親エビ資源保全のための調査などの費用に充てられる。
日本生協連は、「コープ商品の2030年目標」で水産物を主原料とする仕様指定商品と生鮮水産物について、MSC/ASC認証商品の拡大を重点に、GSSIが認定した認証スキームによる認証品の供給額構成比を50%以上と定めており、同プロジェクトを通じて目標の実現をめざす。
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日