食品ロス解決へ新提案「B面レシピ」北海道庁、ホクレンと連携 ミツカン2021年10月29日
ミツカンは、食品ロス削減の日の10月30日、「人と社会と地球の健康」の実現に向けて、「B面レシピPROJECT」を始動。北海道庁、ホクレンなどと協力し、北海道エリアを中心に食品ロス削減につながる新提案の「B面レシピ」など情報を発信する。
同プロジェクトは、食材を余すことなく使い切ることで家庭における食品ロス削減をめざす取り組み。同社が未来ビジョン宣言で掲げる「人と社会と地球の健康」の実現に向けて、まずは日本最大の食料生産地域である北海道エリアからプロジェクトを開始する。
同社は、「食品ロスという社会の大きな課題」を「普段の料理という小さな日常」のアクションから解決できるものであることを同プロジェクトを提案。商品の裏面に記載されている多くの「レシピ」は、材料の分量に「1/2」や「1/3」などと表記されており、そのレシピだけでは材料を使いきれないことが少なくない。ミツカンが行った調査でも、主婦全体の4割がレシピを参考に調理して食材を余らせてしまったことがあるという実態や、その中の8割以上が余った食材の活用方法に悩んだり、食材を使いきれずに廃棄した経験があることがわかった。
そんなレシピの現状に着目し、残った食材で作る新しいレシピが「B面レシピ」。例えば、「ごま豆乳鍋」で余った食材から「天津飯」が作れるレシピや、「焼あごだし鍋つゆ」の余った食材で「あんかけ焼きそば」が作れるレシピなど、「〆まで美味しい鍋つゆ」全11品について33種類の「B面レシピ」を用意した。「〆まで美味しい鍋つゆ」の商品パッケージ裏面でメニューを紹介するほか、「B面レシピ」サイトでは詳しいレシピも紹介している。
ホクレンとの取組では、北海道産野菜の新たな食べ方を伝えるため、11月から12月にかけて「B面レシピで道産野菜を丸ごと食べ切ろう!キャンペーン」を実施。ミツカンは北海道産野菜の一つとして「長芋」を使ったB面レシピを考案し紹介していく。また、北海道庁やホクレン以外でも、「B面レシピ」に賛同する流通店頭で「B面レシピ」について情報発信する。さらに、北海道にキャンパスがある藤女子大学の学生と連携し「B面レシピ」のメニュー開発を進める。
余った食材で作る「B面レシピ」
重要な記事
最新の記事
-
米の新たな流通モデル創出へ 吉備中央町と農業連携に向けた協議開始 泉大津市2025年8月12日
-
富山で就農「とやま農業未来カレッジオンライン説明会」参加者募集2025年8月12日
-
農業プロジェクト「ReFarm by SOLAMENT」本格始動 住友金属鉱山2025年8月12日
-
新潟上越の生産者と交流 棚田の景観と米作りに触れるツアー開催 パルシステム東京2025年8月12日
-
オーレックの乗用草刈機「みどり投資促進税制」対象機械に認定2025年8月12日
-
シンとんぼ(154)-改正食料・農業・農村基本法(40)-2025年8月9日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(71)【防除学習帖】第310回2025年8月9日
-
農薬の正しい使い方(44)【今さら聞けない営農情報】第310回2025年8月9日
-
JA全農が千葉県成田市でドローン実演会 KDDIと提携で農業用ドローン活用を加速2025年8月8日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 山口県2025年8月8日
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年8月8日
-
【注意報】ナシにハダニ類 県下全域で多発のおそれ 鳥取県2025年8月8日
-
【注意報】いねに斑点米カメムシ類 全域で多発のおそれ 山形県2025年8月8日
-
農水省幹部 需要見通し誤りを謝罪 自民部会2025年8月8日
-
トランプ関税で支援求める 自民党対策本部でJA全中2025年8月8日
-
(447)孤独担当大臣と「チャッピー」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月8日
-
廃棄カキ殻を米・野菜・畜産飼料に再利用 万博で「里海のある未来」PR 瀬戸内かきがらアグリ推進協議会2025年8月8日
-
JAガソリンスタンド給油キャンペーン スマートウォッチや折り畳み自転車が当たる JA全農にいがた2025年8月8日
-
北海道上川の夏の恵み「JAグループかみかわフェア」開催 JA全農2025年8月8日
-
東京農大で「農作業事故体験VR」を活用 学生の安全意識向上と学びを支援 JA共済連2025年8月8日