アグリツーリズムと二拠点生活を実現 自然農法コミュニティ「FARMY」会員募集開始2022年3月4日
Unity合同会社(長野県塩尻市) は、都会にいながら農家を複数世帯で所有・支援する新しい "シェア農家"サービス「畑あそぼ村 FARMY in 信州」を開始。 第1期コミュニティ会員の募集開始にあたり、3月19日に銀座NAGANOでサービス説明会を実施する。
コロナ禍により、密を避けながら自然に触れられる貸農園は、都心のファミリー層を中心に利用が広がっているが、仕事や家庭の事情から地方移住への決断は依然としてハードルが高い。一方、地方では農業従事者の高齢化や天候に起因する収益不安性などから、農業の維持が難しくなっている。そこで同社は、複数の世帯が農家の会員となり、田畑・農作物をシェアする仕組みCSA(地域支援型農業)を活かしたサービス「畑あそぼ村 FARMY in 信州」を始めた。
一般的なシェア畑は、畑の一部の区画を個人利用者に解放・シェアする形で、利用者自身が栽培・管理する必要があり、日常の管理が難しい。効率を求めて化学肥料を使ったり、隣の区画からの作物や雑草・散水の侵入、農薬・肥料など害虫対策・農法の違いなど、他の利用者とのトラブル発生もあり様々な課題がある。一方、シェア農家は、利用者複数人で一つの農家を間接的に所有する形で、日常の管理をプロの農家に任せることができる。
これは、食糧自給率の高い欧米を中心に広がったCSAと呼ばれる仕組みで、消費者が特定農家から農作物を直接、定期購入する。生産者側は、安定的な収入を得られるため、悪天候やコロナ禍の需要減などによる収穫量と収入減少が防げる。また、少量多品目の生産、規格外や売れ残り野菜の廃棄などフードロス抑制などのメリットがある。
通常のCSAでは、会員への直販が中心で基本的に農家との交流はないが、同社は、農作物の種まきから収穫のほか、作物を利用した料理教室や宿泊体験や定期的な移住体験イベントなど、利用者との交流を通じた"地方と都会を繋ぐコミュニティ"として運営する。
信州の農家と一緒に農作業を楽しみながら時間と田畑を共有し、都会にいる時も農家が面倒をみてくれるため安心して農業ができる。都会で暮らしながら農作物を育てたり、定期的に届く野菜や現地での滞在・調理イベントを通じて、地産地消と地産都消を実現する。
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