外食市場規模 前年比6.9%減少 2021年推計値2023年4月20日
日本フードサービス協会は3月に2021年1月~12月の外食産業の市場規模推計結果を発表した。コロナ禍2年目の影響で市場は縮小した。ただ、ファストフードは伸びた。
2021年はコロナ禍の2年目。1月には2回目の緊急事態宣言が発令され、4月以降はまん延防止等重点措置が出され、外食産業には営業時間短縮など規制が行われた。
とくに「酒類提供の制限」が加わったこと、インバウンド需要、大企業の宴会需要もほぼなくなったことで飲酒業態などが深刻な影響を受けた。
同協会によると市場規模はコロナ禍1年目の2020年をさらに下回り、前年比6.9%減少の16兆9494億円と推計した。
飲食店、宿泊施設、社員食堂、病院給食などを「給食主体部門」の市場規模は、市場全体の87.9%を占め、14兆9048億円と同4.1%減少した。
「飲食店」の市場規模は同5.2%減少し、10兆4018億円となった。内訳をみるとファミレスや一般食堂、専門料理店を含む「食堂・レストラン」は同7.8%減、立ち食いそば・うどん店を含む「そば・うどん店」は同1.55減、回転寿司を含む「すし店」は同3.6%減といずれも減少した。
一方でファストフードのハンバーガー店、お好み焼き店を含む「その他の飲食店」は同4.2%増加した。
ホテル、旅館での食事、宴会など「宿泊施設」は宿泊客の減少やインバウンド需要がほぼなくなるなどで同10.8%減となった。
「学校給食」(主として小学校、中学校)は、2020年のコロナ休校の反動で16.7%増となった。
「居酒屋・ビアホール等」は前年より30.9%減少して4483億円、「料亭・バー等」は32.4%減少して8196億円となった。
一方、持ち帰り弁当や惣菜店など「料理品小売業(重複する弁当給食を除く)」の市場規模は7兆1161億円で同0.5%増加した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(169)食料・農業・農村基本計画(11)世界の食料輸出市場と主要輸出国の動向2025年11月22日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(86)無機化合物(求電子剤・銅)【防除学習帖】第325回2025年11月22日 -
農薬の正しい使い方(59)生態に合わせた害虫防除の考え方【今さら聞けない営農情報】第325回2025年11月22日 -
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 府内のミカン園などで初確認 京都府2025年11月21日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】経済統計は見方と使い方が肝要 国富の中の格差に目を2025年11月21日 -
農業法人「奥松農園くにさき」が破産 負債5.5億円 補助金事業の施設に海水侵入2025年11月21日 -
国産米重視が83.4%「2025年お米についてのアンケート調査」日本生協連2025年11月21日 -
シャインマスカット苗の「違法販売」防げ 注意喚起、商品削除...農水省とフリマ業者、対策に注力2025年11月21日 -
AI×アジャイルでアプリ開発 JAグループ若手が成果発表「Nexus Craft Lab 2025」2025年11月21日 -
(462)穀物が育んだ人類の知恵【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月21日 -
JA常陸「茨城県産 笠間の栗」予約販売中 JAタウン2025年11月21日 -
濃厚な甘さとフレッシュな果汁「国産温州みかんフェア」21日から開催 JA全農2025年11月21日 -
食べて知って東北応援「東北6県食材フェア」22日から開催 JA全農2025年11月21日 -
百名店監修みやぎ米レシピを提供 デリッシュキッチン・食べログとコラボ JAグループ宮城2025年11月21日 -
若手職員がキャリア自律を考える「3県合同キャリアワークショップ」開催 JA愛知信連2025年11月21日 -
JA三井リース ベイシア前橋みなみモール店のオンサイトPPA事業者として参画2025年11月21日 -
農林水産業の持続的発展へ金融・非金融で支援 サステナブル・ファイナンスは10兆円超 農林中金2025年11月21日 -
「乾田直播栽培技術標準作業手順書」新たな地域版6編を公開 農研機構2025年11月21日 -
「えひめ・まつやま産業まつり-すごいもの博 2025-」出展 井関農機2025年11月21日 -
半導体用プロセスケミカル企業AUECC社 買収に合意 住友化学2025年11月21日


































