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汗から身体データを測るウェアラブル生体センサ事業化へ スタートアップへ出資 デンカ2024年1月19日

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デンカは、ペガサス・テック・ベンチャーズと共同で運営するCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンドを通じて、ウェアラブル生体センサを開発するスタートアップ企業Epicore Biosystems Inc.(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)へ出資した。

Epicore社はマイクロ流路技術を核とし、汗中のバイオマーカーや発汗状態を、皮膚に貼ったウェアラブル生体センサを介してセンシングし、身体状態を分析する技術プラットフォームを開発。デンカは2023年夏から事業化に向けてEpicore社と協業検討を進めてきた。Epicore社は、米国においてパッチタイプの生体センサをアスリート向けに市販化し、さらに熱中症対策として発汗量や電解質の損失をリアルタイムでモニタリングでき、適切なタイミングでの水分補給を推奨する高度なウェアラブルIoTセンサを開発している。

Epicore社への出資は、CVCファンドを通じた第1号の投資案件で、今回の出資を通じてEpicore社の製品のアジア市場展開の支援や医療用途に向けた新製品の共同開発などで連携を図る。さらに、同社がヘルスケア分野で取り組む「予防・診断・治療」の領域において、Epicore社の技術を応用。在宅医療にも適用可能な新たな生体センサを共同開発することでヘルスケア事業のさらなる深化を目指す。

デンカは経営計画「Mission 2030」において、世界各国の最先端の技術を持つスタートアップ企業への出資や提携を行うことで新規事業創出を推進するために、2023年1月にCVCファンドを設立。CVCを通じた取り組みには、2030年度までに最大で約1億米ドルの投資を計画している。

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