バレンタイン前に知るカカオ産地 パプアの森守るチョコの試食交流 パルシステム東京2024年1月24日
生活協同組合パルシステム東京は2月9日、新宿区のKDC新大久保で「ナイトピースカフェ」を開催。NPO法人APLA(あぷら)事務局長の野川未央さんからインドネシア・パプア州でのカカオ生産のようすを聞き、カカオを使用した軽食を楽しみながら持続可能な生産と消費のあり方を考える。
カカオ生産者のマンゴさん©オルター・トレード・ジャパン
同イベントでは、パプア州の先住民族である生産者が育てたカカオ加工品を味わいながら、APLAの野川さんから現地の豊かな自然のなかでの生産のようすや現地パートナーであるカカオキタ社の集荷から加工までなど話を聞く。
カカオは、オランダ植民地時代にパプア州に持ち込まれ、現地の重要な収入源となっている。相場より安い取引を避けるため、パプアの人々が設立した同社による生産指導や品質向上の工夫など良質なチョコレートが作られるまでの工程を紹介する。
「キタ」はインドネシア語であなたと私を意味する。社名である「私たちのカカオ」をつくる人、たべる人、生産と消費をつなぐ人、パプアの自然全てを「わかりあう」ことをめざすチョコレート生産の背景を伝える。
世界のカカオの約7割を生産する西アフリカ諸国では、作業が多岐に渡るカカオ生産に児童労働者が不可欠な労働力で、学校にも通えず、なかには家族と引き離されて連れてこられる子どももいる。こうした現状を問題視し、持続可能な調達に臨む企業も増えている。交流会では、チョコレートの年間消費の約2割が集中するバレンタインデーを目前に、改めて「選ぶ」大切さを考える。
◎「Night Peace Café」開催概要
日時:2月9日18時~19時20分
会場:KDC新大久保4階(東京都新宿区百人町1-10-5)
参加費:500円
申込締切:1月26日12時
定員:40人
対象者:中学生以上
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