「農」をコンセプトにしたホテル「SUIDEN RESORT(仮称)」を全国で開発へ ヤマガタデザイン2024年1月29日
ヤマガタデザイン株式会社は、グループ内で宿泊施設「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(以下、スイデンテラス)」を運営しているヤマガタデザインリゾート株式会社と、農業事業を担う有機米デザイン株式会社のそれぞれの専門分野を活かして、株式会社日本エスコンとともに、日本全国に「農」をコンセプトとしたホテル「SUIDEN RESORT(仮称)」を展開していくと発表した。
SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
「SUIDEN RESORT(仮称)」では、ヤマガタデザインリゾートがコンセプトデザインと施設運営、有機米デザインが開発エリアの農業支援、日本エスコンが開発企画並びに不動産の投資及び開発をそれぞれ担当する。
ヤマガタデザインリゾートは、2018年に山形県庄内地域にてスイデンテラスを開業。庄内地域は、深刻な人口減少や高齢化に直面しており、観光地としての認知度も決して高くはなかったが、農業をコンセプトとした食や宿泊のコンテンツづくりに取り組むことで、年間6万人の宿泊客を呼び込んだ。館内のレストランでは、有機米デザインなどの自社グループの農業事業との連携により、自社栽培のベビーリーフをはじめ、地域生産者との協力によって調達した食材を使うことで朝食バイキングでの地産地消率80%以上を実現している。
ヤマガタデザイングループ 代表取締役 山中大介氏(写真右)、日本エスコン代表 取締役社長 伊藤 貴俊氏(写真左)
有機米デザインは、田んぼの除草作業を省力化するアイガモロボの開発や有機米の流通、未利用資源の有用資材化、有機農業の実践などを通じて、全国の生産者の生産性向上、収益安定化に取り組んでいる。各地の自治体、JA、生産者などと協定を締結しながら、持続可能な農業の実現に取り組む。
一方、日本エスコンは、分譲マンション事業を軸に、商業施設、ホテル、物流施設の開発やまちづくり事業を行ってます。直近では、北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドHOKKAIDO)」を核とする北海道ボールパークFビレッジにおいて、まちづくりに参画し、地域の活性化に取り組んでいる。
スイデンテラスを世界観や提供価値を表現した象徴的なブランドシンボルとして、上記3社が連携し、日本全国の豊かな自然や農業の営み、地産地消の食材など地域の観光資源を磨き・守り・育て、観光と農業を柱に、活力ある街づくりを目指す。
また、実現に向けてヤマガタデザインリゾートと日本エスコンが業務提携契約を締結。ヤマガタデザインリゾートは、日本エスコンを引受先とする第三者割当増資(シリーズA') により、2億円の資金調達を実施した。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ダイズ、野菜類等にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年8月4日
-
シンとんぼ(153)-改正食料・農業・農村基本法(39)-2025年8月2日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(70)【防除学習帖】第309回2025年8月2日
-
農薬の正しい使い方(43)【今さら聞けない営農情報】第309回2025年8月2日
-
「安定供給は1丁目1番地」 トランプ関税、農産物輸出でも懸念 JA全農が総代会2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
米農家の所得支える制度必要 米価急落時には国は適切対応を 全農会長ら発言2025年8月1日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年8月1日
-
【注意報】県内各地のりんご園地でハダニ類が多発 岩手県2025年8月1日
-
【注意報】マンゴーハフクレタマバエ 八重山地域で多発のおそれ 沖縄県2025年8月1日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発に注意 石川県2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 府内全域で多発のおそれ 大阪府2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
【注意報】ネギアザミウマ 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月1日
-
【注意報】キク、野菜、花き、果樹にタバコガ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにミカンハダニ 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにチャノキイロアザミウマ 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
水稲早期栽培 徳島、宮崎、鹿児島 前年比「やや上回る」7月15日現在2025年8月1日
-
渇水・高温対策本部を設置 水利施設管理強化事業の積極活用を指示 農水省2025年8月1日