植物由来ポリエチレン使用の学校給食用牛乳パック 採用拡大 日本テトラパック2024年3月29日
食品の加工処理機器と紙容器の充填包装システムを提供する日本テトラパックは3月28日、学校給食用「テトラ・ブリック容器」のコーティングに植物由来ポリエチレンを使った新包材の採用数が、2024年度から11社に拡大することを発表した。
千葉県内の小学生から募集した「おいしい牛乳をありがとう絵手紙コンクール」入賞作品を紙容器に採用した
学校給食用紙容器「テトラ・ブリック」(千葉酪農農業協同組合)
今回、新包材を採用した千葉酪農農業協同組合は4月から順次、新包材容器での製品供給開始を予定している。子どもたちが飲みやすく、衛生的な「テトラ・ブリック容器」のコーティングにサトウキビ由来の植物由来ポリエチレンを使うことにより、再生可能資源比率を77%から99%まで高め、容器に関わるバリューチェーン全体において約23%のCO2排出量削減を実現する。
新包材容器による給食用牛乳の導入は、すでにいかるが牛乳、オーム乳業、オハヨー乳業、九州乳業、四国乳業、泉南乳業、タカナシ乳業、チチヤス、森乳業、よつ葉乳業の計10社で開始。今後は計11社の乳業メーカーから全国の小・中学校へ環境により配慮した紙容器入りの給食牛乳が提供される。
今後、日本テトラパックが国内の学校給食へ供給するテトラ・ブリック容器のうち、7割以上がサトウキビ由来の植物由来ポリエチレンの新包材に切り替わる見込み。さらに、化石由来のプラスチックにとって替わることで年間1100トンの化石由来のプラスチック削減につながる。同社は、環境省が掲げる2030年までに、バイオマスプラスチックを約200万トン導入目標を達成し、ボンスクロ認証の植物由来プラスチックを使うことにより7つのSDGsの達成につなげる。

テトラパックの紙容器は、全てFSC(森林管理協議会)認証を取得。適切に管理された森林やそのほかの管理された供給源からの木材を原料とした再生可能な原紙を使用している。また、原材料にはボンスクロ認証を取得したサトウキビが含まれ、持続可能なサトウキビ生産と責任調達を確実にしている。さらに、植物由来ポリエチレンを容器に使用することでCO2排出を削減。その削減率はCarbon Trust認証を受けている。該当容器はCarbon Trust認証ラベルを容器に印刷でき、視覚的にCO2削減率を訴求できるようになる。
同社は、環境優位な紙容器ポートフォリオの展開だけではなく、紙容器の回収・リサイクルの強化や環境教育にも積極的に取り組んでいる。ベルマーク教育助成財団へ協賛し、学校給食で使用されている紙容器をテトラパックのベルマーク運動を通して回収し、確実にリサイクルできる仕組みを構築。また、子供たちへの環境教育支援にも積極的に取り組み、特設サイト「紙パックとリサイクル、環境について学ぼう!」のコンテンツを充実。新包材の紙容器を導入した小学校での出張授業なども継続的に実施する。
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