農業版「ウェザーニュース for business」提供開始 高解像度な霜やひょう予報2024年4月11日
ウェザーニューズは4月10日、農家や農業法人向けの新たな気象サービスとして、霜やひょう予報など農作業に必要な気象リスクを予測する「ウェザーニュース for business」農業版の提供を開始した。
春は果樹・野菜の生育が進む一方、寒の戻りで霜がおりるなど、例年4月には農作物への大規模な霜被害が発生しやすく、今年3月には梅の実のひょう被害も発生している。同社は農作物への被害を最小限に抑えられるよう、新たに1kmメッシュの高解像度な霜予報とひょう予報を開発。お天気アプリを農作業専用にカスタマイズできる農業向け「ウェザーニュース for business」の提供を開始した。
同サービスは、畑やビニールハウスのピンポイントな雨・風・霜・ひょう・落雷・積雪などの天気予報をアプリで確認でき、気象リスクが高い場合はアラート通知で全員に共有されるため、対応の迅速化や見逃し防止につながる。例えば、ひょう発生時の果樹の被害回避や従業員の安全確保、大雨時の浸水対策、台風時の早採りや資材収納などに活用できる。
すでに、霜対策として岩手県のりんご農園で先行導入されており、3月下旬の降霜時は予報をもとに対策がとられた。また、農業向けの「ウェザーニュース for business」は、大雨や強風を1分ごとに観測する気象IoTセンサー「ソラテナPro」とデータ連携しており、設置者はアプリ一つで農業向けの天気予報と観測データの両方を確認できる。なお、「ソラテナPro」も合わせて導入する農業法人には割引価格で提供する。
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