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【注意報】斑点米カメムシ類の多発 穂揃期1週間後の薬剤防除徹底を 岩手県2025年7月29日

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岩手県病害虫防除所は、水稲、斑点米カメムシ類(特に、アカスジカスミカメ)が県下全域で多発のおそれがあるとして、7月28日に令和7年度病害虫発生予察注意報第7号を発表した。

出穂開花した水稲に寄生するアカスジカスミカメ(提供:岩手県病害虫防除所)

(提供:岩手県病害虫防除所)

岩手県病害虫防除所によると、7月15~25日に実施した水田畦畔(74圃場)および本田(41圃場)におけるすくい取り調査の結果、水田畦畔では斑点米カメムシ類の発生圃場率が47.3%(平年52.5%)で、ほぼ平年並だったが、平均虫数が23.8頭(平年16.5頭)で平年を上回っている(図1左)。

図1:水田畦畔及び本田における斑点米カメムシ類発生圃場率・平均虫数の年次推移(7月後半、往復20回振すくい取り)

一方、本田では斑点米カメムシ類の発生圃場率が36.6%(平年13.6%)、平均虫数が8.4頭(平年2.2頭)で、いずれも平年をかなり上回った(図1右)。このような圃場は、イヌホタルイ等の水田雑草が発生したところを中心に認められる。

斑点米カメムシ類のうち、アカスジカスミカメの平均虫数が平年より多く、直近10年間では最も多い(表1)。

表1:斑点米カメムシ類の発生状況(7月後半、往復20回振すくい取り)

仙台管区気象台が7月24日に発表した向こう1か月の気温は、平年より高い予報。斑点米カメムシ類の水田内への侵入や加害が活発になる可能性が高い。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)茎葉散布による水稲の穂揃期1週間後の基本防除を徹底する。県全体の水稲の出穂期は平年より3日早まる見込みのため令和7年気象状況等に対応した注意喚起「水稲の出穂予測と今後の水管理(少雨・渇水対策)について」令和7年7月25日岩手県農業普及技術課、圃場の出穂状況を確認し、適期防除に努める。

(2)水田付近に出穂開花したイネ科植物(イタリアンライグラス等)を含んだ牧草地等がある場合や、本田内にノビエ、イヌホタルイ、シズイが多発している圃場では、カメムシ類の発生量が多くなる可能性が高いため、圃場をよく観察し水稲の穂揃期2週間後の追加防除を実施する。
なお、1回目の防除(水稲の穂揃期1週間後)にジノテフラン剤(アルバリン剤、スタークル剤)を使用した場合は、水稲の穂揃期3週間後に追加防除を実施する。

(3)登熟期間が高温で経過すると、割れ籾の発生が助長されることがあるため、割れ籾の多い品種(あきたこまち等)は水稲の穂揃期2週間後の追加防除を実施する。 ※例年割れ籾が少ない「ひとめぼれ」においても、登熟期間(8月中旬~9月上旬)の高温という気象は、割れ籾の発生リスクとなるため、注意を要する。

(4)薬剤による防除は、転作牧草地や雑草地に隣接したところを中心に行い、カメムシ類の生息する畦畔にも散布する。

(5)地域一斉に防除すると効果が高い。地域の穂揃期の幅が7日以内の場合、半数の圃場が穂揃期に達した時期の約7日後に一斉防除を実施する。

(6)水稲出穂期以降の畦畔の草刈りは、アカスジカスミカメを水田に追い込むリスクがあるため、本田の薬剤散布を実施した後概ね7日以内(薬剤の残効期間内に実施する。

◎留意事項
(1)養蜂活動が行われている地域で殺虫剤を散布する場合は、養蜂家等への防除計画の事前周知に努めるなど、ミツバチの危害防止対策を徹底する。
(2)薬剤散布の際は、農薬使用基準を遵守し、周辺への飛散防止に努める。

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