「高津川流域環境・森林保全協議会」環境保全へ農・林・漁が連携 パルシステム2024年6月11日
パルシステム連合会は6月3日、4日の両日、島根県益田市で、県内高津川流域の自治体や森林組合、農業協同組合などと構成する「高津川流域環境・森林保全協議会」の総会を開催。あわせて設立から10周年を記念して関連団体と交流や産地見学が行われ、流域の環境保全に貢献し、持続的な地域社会をつくることの重要性をあらためて確認した。
高津川流域環境・森林保全協議会は、過疎化などにより荒廃が進む流域の環境保全を目的として、高津川流域の自治体や森林組合、農業協同組合などの6団体とともに2014年に設立され、このたび10周年を迎えた。パルシステム連合会からは17人を派遣し、総会のほか産地見学などの現状視察を実施した。
総会では、前年度事業報告と今年度事業計画を承認。パルシステムからは事業概況や今後の取り組みなどを職員が報告し、流域の環境保全や地域資源を利用した商品の販路拡大活動を振り返るとともに、今後の方向性と連携強化について確認した。
パルシステム連合会第2商品部長の川村健一はあいさつで「パルシステムではこの10年間、高津川流域ならではの商品開発や、職員・利用者と生産者の交流など取り組んできました。次の10年に向けて、協議会会員の連携を強め、地域資源を活用した商品の利用を広めたいと思います」と述べた。
森林業を営む原さんから説明を受け森林を見学
豊かな自然がもらたす食のめぐみ
清流高津川流域の益田市は、豊かな地域資源に恵まれワサビや天然アユなどの特産品がある。パルシステムでは「津和野わさび醤油漬け」や「鮎めしの素・天然あゆ」などの商品を取り扱っている。会場では地元食材の試食も行われ、豊かな自然が育む食文化に触れた。
高津川流域では毎年、職員が研修で訪れ、環境保全や資源循環を学んでいる。さらに今年は、パルシステム利用者が参加する「産地へ行こう。」ツアーの開催が決定しており、継続して交流を深めていく。
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