果実のフードロス削減・農家支援「キリン 氷結mottainai ぽんかん」新発売2024年10月9日
キリンビールは10月22日、「キリン 氷結mottainai ぽんかん(期間限定)」(350ml缶・500ml缶)を新発売。果実のフードロス削減・農家支援につながる「氷結mottainaiプロジェクト」の第2弾商品として発売される。
"果実のみずみずしいスッキリとしたおいしさ"を提供する「氷結」ブランドにとって果実は欠かせない一方、近年は、気候問題・後継者不足など、果実農家が抱える課題はますます多くなっている。また、「新たな価値を目指して サステナビリティに関する消費者調査2022」(PwC Japanグループ)によると、国内におけるサステナブルな商品の購入経験は、"身近でない"ことを理由に、少ないことが分かっている。
キリンはこうした現状から、企業の取り組みが重要であると考え、商品を購入することで誰でも気軽に社会貢献できる「氷結mottainaiプロジェクト」を5月に発足。おいしいのに規格の問題で廃棄される果実を「モッタイナイ果実」と位置付け、商品に使用することでフードロス削減を目指している。また、商品の売り上げ1本につき1円を生産者へ寄付することで、継続的に日本全国の果実農家の支援に取り組んでいる。
同プロジェクトの第1弾商品「キリン 氷結mottainai 浜なし(期間限定)」は、"おいしさ"と"社会貢献"を両立するコンセプトが共感を得て、過去3年間の「氷結」限定品のなかで最も高い出荷実績を記録。また、「浜なし」約3万4000個分の果実のフードロス削減を実現した。売り上げの一部として599万3296円がJA横浜果樹部へ贈られ、「浜なし」の持続的発展のために活用される。
また、同プロジェクトは、食品ロスの削減の効果的かつ波及効果が期待できる優良な取り組みと評価され、消費者庁、環境省が主催する「食品ロス削減推進表彰」で酒類製造事業者で初の「審査委員長賞」を受賞した。
第2弾となる「キリン 氷結mottainai ぽんかん(期間限定)」は、「高知県産ぽんかん」の「モッタイナイ果実」を使ったシリーズ初のぽんかんフレーバー。「高知県産ぽんかん」の豊かな香りとジューシーな果実感が楽しめる、スッキリみずみずしいおいしさに仕上がっている。同社は同商品を通じて、「高知県産ぽんかん」約20万個分の果実のフードロス削減を目指し、果実農家支援に取り組む。
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