休祝日が多く客足堅調 外食産業市場動向調査9月度 日本フードサービス協会2024年10月28日
日本フードサービス協会は10月25日、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査の2024年9月度の集計結果を発表した。
9月は、2度の三連休と日曜が1日多い曜日周りで、客足は堅調に推移。また、9月までの累計訪日外客数が昨年1年間を既に上回り、売上増に寄与した。天候面では全国的に残暑が厳しく、各地で9月の観測史上最高の気温を記録し、冷たいドリンク類などが売れた。加えて季節定番メニューも堅調な売れ行きを見せ、外食全体の売上は前年比108.2%となった。
業態別はファストフード(FF)は、引き続き好調となり、売上106.9%となった。「洋風」は、月見シーズンの定番メニューが各社で好評、売上は104.1%。「和風」は、季節メニューと割引キャンペーンで集客し好調、売上111.0%。「麺類」は、雨天が少なく人出が増え、サイドメニューの売れ行きも好調、売上は110.8%となった。
「持ち帰り米飯/回転寿司」は、CMが奏功し新商品が好調のうえ、地方にも波及した訪日外客需要などにより、売上は105.1%となった。「その他」は、「アイスクリーム」が休祝日の増加と残暑の居座りで売上を伸ばし、111.8%となった。
ファミリーレストラン業態(FR)の全体売上は111.5%。「洋風」は、フェア商品やタレントを起用した秋のキャンペーンのCMなどで集客、売上113.3%となった。「和風」は、初旬の台風の影響にも負けず、松茸や鮭など秋の食材フェアが奏功し、スマホアプリによる若年層へのアピールも加わって、売上112.6%となった。「中華」は、創業記念の割引クーポンなどで集客増、売上108.4%。「焼き肉」は、昨年好評のキャンペーンを今年も展開。主要メニュー価格を据え置くなどで、売上107.2%となった。
パブ・居酒屋業態の「パブ・居酒屋」は、初旬に台風の影響を受けるも、それ以降は2度の3連休(シルバーウィーク)でインバウンドなどの集客堅調、季節の新メニューの好評、引き続き好調なビールの売れ行きなどで、売上104.2%となった。
ディナーレストラン業態は、日曜日が1日多く、集客は順調に増加、底堅い訪日外客需要とあいまって、売上105.6%。
喫喫茶業態は、残暑が厳しく冷たいドリンクの売れ行きが伸び、ショッピングセンターや百貨店で客足が増え、売上は110.1%となった。
重要な記事
最新の記事
-
新たな世界農業遺産 島根県奥出雲地域と和歌山県有田・下津地域が認定 農水省2025年8月28日
-
花屋あっての花農家【花づくりの現場から 宇田明】第67回2025年8月28日
-
藤原紀香「ゆるふわちゃんねる」葛山信吾と銀座でゆる飲み JAタウン2025年8月28日
-
生成AIソフトウェア「neoAI Chat」を導入 JA愛知信連2025年8月28日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ファンベル顆粒水和剤」 日本曹達2025年8月28日
-
適用拡大情報 殺菌剤「ミギワ10フロアブル」 日本曹達2025年8月28日
-
発売から65年「ホームランバー」さらにおいしくなって新登場 協同乳業2025年8月28日
-
奈良県三宅町で農業の未来を担う人材育成開始 坂ノ途中2025年8月28日
-
旬のりんご10品種を週替わりで「国産りんごのサブスク」実施 生活クラブ2025年8月28日
-
春・夏・秋の収量性に優れたエダマメ「たっぷり」新発売 サカタのタネ2025年8月28日
-
秋を迎えに栗拾い 稲城市の里山でどんぐりアートづくり開催 パルシステム東京2025年8月28日
-
手軽にグラタン風味「雪印こんがり焼ける とろけるスライス グラタン風味」新発売2025年8月28日
-
取手市と子育て協定 地域に広げる見守りの輪 締結 パルシステム茨城 栃木2025年8月28日
-
どこで購入した農機でも受け入れ「整備王 滋賀店」サービス開始 農機具王2025年8月28日
-
セブン‐イレブン「南の宝箱 鹿児島フェア」鹿児島県産さつまいもスイーツなど登場2025年8月28日
-
JA組織の戦略づくりを学ぶ オンラインセミナー開催 日本経営協会2025年8月28日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 群馬県2025年8月27日
-
【注意報】ミナミアオカメムシ 県内全域で被害多発のおそれ 滋賀県2025年8月27日
-
自民党 農業構造転換推進委員会を新設 委員長に江藤前農相2025年8月27日
-
茨城の農協・生協ら 原発再稼働反対で集会 「東海第2の事故で住民避難はできない」2025年8月27日