農業法人舞台ファーム 神明ホールディングスと業務提携を推進2025年7月30日
農業法人の舞台ファーム(宮城県仙台市)は、神明ホールディングスと業務提携を締結した。農業の収益構造を変える「グリーンエナジー」を活用し、営農型ソーラーシェアリング施設における共同実証を実施する。
舞台ファームは、食料供給企業として「持続的な食と農のサプライチェーン」を構築しながら、「オープンプラットフォーム構想」として、地域農業者、自治体、他業種企業、学術組織などと連携し、食料の安定供給のための事業を展開している。
気候変動による野菜の生育不良や米価の異常高騰など、日本の農業が大きな転換期を迎える中、基幹的農業従事者の平均年齢はすでに68歳を超えており、農業労働力の高齢化、担い手不足が深刻さを増している。加えて、耕地面積も年々減少し、日本農業の持続可能性が問われている。
舞台ファームは、この「オープンプラットフォーム構想」の一環として、神明HDと業務提携を締結した。神明HDは、米の卸売業だけでなく、青果事業への参入や外食事業の展開などアグリフードバリューチェーン構築に向けた事業を展開。生産者が抱える課題に対する解決策を提案・提供し農業分野を強化する仕組み作りに取り組んでいる。
神明HDと舞台ファームは業務連携を通じて、両社がこれまで培った知見と技術を集め、日本農業が直面する課題解決のために、"食と農"の持続可能なシステムの構築に向けて挑戦する。
舞台ファームでは、営農型ソーラーシェアリングを核に、農業とエネルギーを掛け合わせた「農エネ業」を提唱し、営農型ソーラーシェアリングを軸とした「グリーンエナジー事業」を推進。現在、「美里グリーンベース」の南側水田に、日本最大級の営農型ソーラーシェアリング施設の設置を進めている。
両社は今後、営農型ソーラーシェアリング施設における共同実証のほか、①米の生産・安定供給に向けた取組み、②施設栽培による安定供給の取組み、③農業人材の育成・派遣、④農業再生支援・事業継承支援、⑤スマート農業の推進・普及において、持続可能な"食と農"の実現に向けて取り組んでいく。
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