NICTと連携 農業特化型生成AIモデルの構築へ 農研機構2025年11月10日
農研機構とNICTは、農業技術の普及や営農の効率化を支える取り組みとして、地域や作物の特性に応じて活用できる信頼性の高い農業特化型生成AIモデルの構築に向けた連携を始めた。
農研機構はこれまで、農業技術の普及や農業データの体系化を通じて知識と実証基盤を築いてきた。一方NICTは、約20年にわたって収集した700億ページを超える日本語中心のWebデータから膨大で高品質な日本語学習データを整備。日本語特化型の大規模言語モデルを試作するとともに、AIの安全性や信頼性の向上に貢献する研究開発を進めている。
こうした両機関の強みを生かし、農研機構は、農業分野で培った知識と自らの実証基盤にNICTの言語資源および情報処理技術を取り入れ、地域や作物に応じて生産現場で活用できる信頼性の高い農業特化型生成AIモデルを構築する。また、このモデルを組み入れたシステムの試作版を開発し、営農支援等への実証を進めるほか、地域や作物ごとの追加学習を行い、現場での幅広い活用を目指す。
同取り組みにより、農業特化型生成AIの精度と実用性が一層高まることが期待される。また、同技術の活用により、農業技術の利用や普及が促進され、現場の負担軽減、営農に関わる意思決定や情報提供の効率化も進むことが見込まれる。
日本発の特化型AIモデルとして基盤を確立することで、農業と情報通信の両分野における技術革新と社会実装を推進する。
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