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作物別の病虫害防除を公表 東京都2020年10月30日

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東京都病害虫防除所は11月の病害虫防除のポイントをまとめ、10月29日に発表した。

株元の軟腐病の病徴(ハクサイ)株元の軟腐病の病徴(ハクサイ)

露地野菜はキャベツ、ブロッコリー、ハクサイ等の10月巡回調査で、細菌性病害(軟腐病、黒腐病、黒斑細菌病等)は確認されなかったが、一部のほ場では黒腐病が確認された。

これらの病気は害虫による食害痕や傷口等から病原菌が侵入し、風雨等で感染が拡大し、特に軟腐病は多くの作物に感染する。いずれも病気の進展が早く、発病後の防除は困難な場合が多いため注意が必要としている。

東京都は防除指針を参考に予防散布に努めるとともに、葉裏や地際部等もよく観察して初発を見逃さないことが重要とし、発生を確認したほ場では、雨の日に管理作業・収穫作業を行わないよう促している。

施設イチゴのハダニ類・ホコリダニ類は、マルチ設置後にハダニ類が内部に逃げ込み防除効果が低下するため、設置前の徹底防除をすすめている。また、ハダニ類には、カブリダニ類やハダニバエ等の有力な天敵が存在するため、できる限り天敵に影響の少ないを薬剤を選択することも重要だとしている。

12月になるとハダニの侵入はほとんどなくなるため、11月までの防除を徹底することで、収穫最盛期の防除作業が軽減される。このほか、ハダニ類以外の害虫ではホコリダニ類の発生に注意が必要とし、葉が深緑色に変色しねじれなどの変形が確認された場合は、同種の発生を疑うよう促している。

ホコリダニ類は、ハダニ類よりさらに小さく、芯葉部を好み殺虫剤が届かない場合があるため、発見時には丁寧な散布を呼びかけた。 施設トマトのタバココナジラミは、幼虫に対し効果の高い殺虫剤を併用した施設内の徹底防除が必要とした。

施設野菜・花きのうどんこ病は、今後は施設栽培で発生が多くなり、昼夜の温度差が大きいと発生が多くなる。発生を確認した場合は、速やかに発病葉、発病株を除去し施設外に持ち出す。病状が進むと防除が難しくなるため、防除指針を参考に葉の表裏に薬剤散布を促している。

灰色かび病は、20℃前後で曇天・多湿が続くと激発するため適度な換気と、茎葉が過繁茂にならないよう適正な肥培管理が必要で、発生した場合は発病部位を除去し、薬剤散布を行う。その際、同一系統の殺菌剤を連用すると薬剤耐性菌が発生し、防除効果が低下する恐れがあるため、ローテーション散布を推奨している。

軟腐病の罹病株(キャベツ)軟腐病の罹病株(キャベツ)

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