ユーグレナの肥料活用で収穫量増加や鮮度低下抑制へ モニター農家募集2021年8月31日
株式会社ユーグレナ(東京都港区)は、微細藻類ユーグレナを肥料として利用することで、作物の収穫量が増加し、収穫後の作物鮮度の低下が抑制される可能性を示唆する研究結果を発表。追加研究に向けて開発中のユーグレナ入り有機化成肥料のモニター試験に参加する農家を募集している。
ユーグレナ有機化成肥料
同社は、ユーグレナの新規用途開発の一環として農業分野でのユーグレナ利活用に取り組み、ユーグレナ液体肥料の試作やユーグレナ培養土のテスト販売を行ってきた。このほど、ユーグレナの農業分野における更なる利活用や機能を追求するため、小橋工業株式会社と全農アグリウエスト株式会社とともに肥料の共同研究を実施した。
ユーグレナは今年、佐賀市に開設した「サステナブルテック・ファーム」で、ユーグレナを配合した有機化成肥料の効果検証のための栽培テストを実施。その結果、ユーグレナを含まない有機化成肥料と比較して、ユーグレナを含む有機化成肥料では野菜(コマツナ、ホウレンソウ)1株あたりの可食部重量の増加が確認された。
また、ユーグレナが土壌や作物に与える影響の網羅的検証プログラムの一環として、収穫後の野菜(コマツナ)を7日間冷蔵保存して重量減少を測定した結果、化成肥料に加えてユーグレナを施肥した区では、ユーグレナを含まない化成肥料や牛糞や鶏糞を使用した有機肥料と比較して、コマツナの重量減少率が低下。水分などの揮発成分の蒸発が抑制される傾向を確認した。この結果から、ユーグレナを作物栽培の肥料として利用することで、収穫後の作物鮮度の低下を抑制する可能性が示された。なお、本検証は2期に渡り効果を確認しており、成果に関する特許出願を完了した。
今後は、ユーグレナ有機化成肥料のモニター試験に参加する農家を募集。農家の畑を借りて、モニター試験として収穫量のデータ測定を中心に、効果や使いやすさ等に関するアンケートを実施する。協力農家には、農地面積に応じて1農家あたり最大3袋を無償で提供。モニターを希望する農家は下記サイトから申込みを。応募締切は、2022年9月30日まで。
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