ウリ科野菜の退緑黄化病 原因ウイルスを迅速診断「CCYV検出キット」開発 ニップン2023年5月29日
ニップンは、茨城県農業総合センターとの共同研究の成果をもとに、ウリ科野菜で問題となる退緑黄化病の原因ウイルスを迅速診断する「ウリ類退緑黄化ウイルス(CCYV)検出キット」を開発。ニップングループのファスマック(神奈川県厚木市)が6月2日から同キットの販売を開始する。
キュウリやメロンなどのウリ科作物では、CCYVによる退緑黄化病が発生し、品質や収量の低下が問題となっている。同ウイルスはまん延が速く、感染すると大きな減収につながるため、早期に診断し対策を講じる必要があるが、生理障害との区別が難しく、指導機関や生産者等から本ウイルスを簡易に検出できるキットの開発が求められていた。
ニップンと茨城県農業総合センターは、植物ウイルスの簡易診断の実用化に向けて共同研究を進めてきた。今回、茨城県ではCCYVに対する高感度な抗体作成技術を確立し、この成果をもとに、ニップンは、CCYVを生産現場で迅速に検出できる国内唯一のイムノクロマトキット「Agripalette アグリパレット(ウリ類退緑黄化ウイルス)(商標)」を開発した。この検出キットを使用することで、生産者などが自ら早期に診断することが可能となり、発病株の抜き取りや媒介虫の防除等により本病のまん延を防止できる。
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