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【注意報】大型斑点米カメムシ類、カスミカメムシ類 多発に注意 千葉県2025年7月24日

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千葉県農林総合研究センターは、水稲、大型斑点米カメムシ類(クモヘリカメムシ、イネカメムシ等)およびカスミカメムシ類(アカスジカスミカメ等)が県内全域で多発のおそれがあるとして、7月9日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。

写真1:大型斑点米カメムシ類(クモヘリカメムシ成虫)、写真2:カスミカメムシ類(アカスジカスミカメ成虫)、写真3:斑点米(提供:千葉県農林総合研究センター)(提供:千葉県農林総合研究センター)

千葉県農林総合研究センターによると、6月下旬から7月上旬に行った県内70地点の水田周辺の雑草地すくい取り調査において、大型斑点米カメムシ類の平均捕獲虫数は13.46頭(1地点当たり20回振りすくい取り(以下同じ);平年2.49頭)と過去10年と比較して最も多かった。また、地域別に見ると、全ての地域で平年より多く捕獲された。

同調査において、カスミカメムシ類の平均捕獲虫数は89.54頭(平年29.07頭)と過去10年と比較して最も多かった。また、地域別に見ると、長生地域以外で平年より多く捕獲された。

7月3日に気象庁が発表した関東甲信地方の予報によると、向こう1か月間の気温は高く、斑点米カメムシ類の増殖や水田侵入後の加害活動の活発化に注意する必要がある。

「コシヒカリ」や「粒すけ」等の晩生品種は、これから出穂期を迎えるため、後述の防除対策を参考に適期に防除する。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)大型斑点米カメムシ類はほ場内、カスミカメムシ類は水田周辺の雑草地を中心に、発生状況を確認し、防除の要否を判断する。

令和7年病害虫発生予察情報第3号P3「これから注意を要する病害虫:イネカメムシ」と水稲生育予測システム「でるた」

(2)大型斑点米カメムシ類の中でも、イネカメムシは防除適期が異なるため、令和7年病害虫発生予察情報第3号P3「これから注意を要する病害虫」を参考にするとともに、水稲生育予測システム「でるた」を活用して適期に防除を行う。同種による不稔被害を防止する場合は、成虫が侵入する「出穂始め~出穂期」に薬剤散布を行う。追加で防除する場合は、「出穂期15日後」に薬剤散布を行う。

(3)ほ場・雑草地で斑点米カメムシ類が多発している場合は、表を参考に薬剤防除する。

表:斑点米カメムシ類に対する防除薬剤(7月1日現在)

(4)イネカメムシを除く、大型斑点米カメムシ類は、飛来成虫よりも孵化幼虫による被害が大きく、乳熟期以降に吸汁し斑点米を発生させる。そのため、防除適期は「穂揃期(出穂期3日後)」と「乳熟期(出穂期15 日後)」の2回。

(5)カスミカメムシ類は、水稲が出穂すると水田周辺の雑草地から水田に侵入し、出穂後7~14日に侵入数が最大となり、乳熟期以降の吸汁によって斑点米が発生する。そのため、防除適期は「穂揃期(出穂期3日後)」と「穂揃期7~14日後」の2回。また、カスミカメムシ類は割れ籾が発生すると、籾開口部から加害するため、「あきたこまち」等、割れ籾の発生しやすい品種では注意する。

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