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【特殊報】ナスにフタテンミドリヒメヨコバイ 県内で初めて確認 福岡県2025年9月24日

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福岡県病害虫防除所は、ナスにフタテンミドリヒメヨコバイを県内で初めて確認。これを受けて、9月19日に令和7年度病害虫発生予察特殊報第1号を発表した。

写真1:被害株上のフタテンミドリヒメヨコバイ(提供:福岡県病害虫防除所)(提供:福岡県病害虫防除所)

福岡県病害虫防除所によると、2024年12月に県南部の冬春ナス生産施設において、葉が黄化、褐変する症状が確認された。この症状の拡大は1月にはみられなくなったが、5月に再発し、ほ場に蔓延。調査の結果、被害株上にて翅中央後方に一対の黒点があるヨコバイが確認された(写真1)。

同虫体を農林水産省門司植物防疫所に同定依頼をしたところ、福岡県ではこれまで未確認のフタテンミドリヒメヨコバイであることが判明した。

国内では、沖縄県で継続的に発生しているほか、2005年に東京都小笠原諸島、2020年に熊本県、2021年に高知県、2022年に徳島県、2023年に宮崎県、2024年に岡山県で発生が確認。ナス、オクラ、ハイビスカスに対する被害が確認されている。

成虫の体長は2.7mm前後。頭胸部は黄緑色で、頭頂部と翅の中央後方に一対の黒点がある。3~5齢幼虫は全身がほぼ黄緑色で、胸部背面に4個の黒点がある。

同種は年間で7世代発生するとされており、沖縄県での発生は5~10月で、特に7~8月に多発。雌成虫は、葉脈に黄白色の卵を一度に15個ほど産卵する。卵はふ化直前に灰色がかった黄色になる。卵は4~11日でふ化し、幼虫期間は7~21日、成虫の寿命は35~50日。

被害としては、幼虫、成虫ともに新葉や茎から吸汁し、葉の黄化、萎縮、奇形を呈し、成長が抑制される(写真2、3)。

写真2:ほ場での被害状況、写真3:被害葉の症状(提供:福岡県病害虫防除所)(提供:福岡県病害虫防除所)

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)防除にあたっては、同虫に対し登録のある農薬を使用する。
(2)施設栽培においては成虫の侵入を防ぐために、開口部に2mm目以下の防虫ネットを設置する。
(3)収穫残さは発生源となるため、早期に適切に処分するとともに、施設栽培においては栽培終了後に閉め込み、太陽熱消毒を行う。

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