創立60周年となる通常総会開催 全農薬2025年11月14日
全国農薬協同組合は11月13日、東京平河町の海運ビルで、第60回通常総会と第48回全国農薬安全指導者協議会を開いた。
栗原理事長
全国農薬協同組合の栗原秀樹理事長は挨拶で「全農薬は1965年に組合員相互扶助の精神と経済活動を通じた組合員の地位向上を図ることを目的に創立されました。当組合は商系農薬卸業界唯一の全国組織として、行政機関等からの指導事項の徹底、関係団体との連携窓口としての機能を果たさなければなりません。国内の農薬流通は65~70%が私ども組合員を中心とした商系流通。これは、組合員が地域に密着し、防除技術サービスを始め、農薬の安全推進や新技術情報、商流・物流サービス等への努力が評価されたものと考えています。農薬の適正使用推進等の農薬の安全を確保する社会的責任、適切な防除ができるような農薬流通上の責任は極めて大きいものと自覚いたしております。この責任を果たすためにも、更なる企業倫理と遵法意識を高めるとともに、変貌する業界において、農薬流通システムの改革と技術サービスを中心とした新たな農薬卸機能の強化に努めてまいります。」と述べた。
議事では、1、2025年度事業報告、収支決算 2、2026年度事業計画(案)、収支予算(案)が行われ、その後の農薬シンポジウム報告(愛媛)に続き、元農研機構 野菜花き研究部門(野花研)所長の本多健一郎氏による特別講演「総合防除概論」が行われた。
特別公演を行う本多健一郎氏
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