夜間稼働・24時間稼働へ AI搭載の自動収穫ロボット「Q」リリース AGRIST2025年10月31日
農業課題をディープテックで解決するAGRISTは、AIとロボット技術を融合させ、機能強化した新型自動収穫ロボット「Q」をリリース。データ収集によるAIの学習強化を目的に自社農場で先行導入し、2026年4月以降から順次レンタルを開始する。
自動収穫ロボット「Q」
同社は、日本の農業が直面するこの深刻な課題を解決するため、AI搭載型の自動収穫ロボット「L」や「Q」を開発。これらの収穫ロボット開発と営農支援アプリケーションの提供を通じて、農業の「生産性向上」と「省力化」に貢献している。
日本の農業生産現場では、基幹的農業従事者の平均年齢が68.4歳と高齢化が進み、人手不足が恒常的な課題。キュウリ自動収穫ロボット「Q」は、作業の自動化に留まらず、農業経営の安定化と、生産者が安心して働ける環境づくりに貢献するため、従来機から以下4つの改良を行った。
①「人」と「ロボット」の安全な協働の促進
農場での安全性を最優先し、音声案内機能や衝突防止センサーを追加。
②24時間稼働を見据えた夜間収穫機能の搭載
24時間稼働の実現を目指すことで、ロボットによる収穫量が増加し、生産性を最大化する。
③誤切断リスク99.96%抑制による品質確保
独自開発の収穫ハンドに搭載された誤収穫防止センサーとカメラが、作物の生命線である主枝の損傷を回避。この機能により、主枝の誤切断リスクは99.96%抑制でき、収穫物の品質向上と廃棄ロスを削減。
④高い汎用性による導入障壁の低減
機体の共通化を図り、故障率の低減や、ピーマンやキュウリなど様々な作物に対応できる汎用性の高い設計へ変更。また、収穫範囲は従来機より縦方向に50cm高くなり、より高い位置にある作物の収穫が可能に。

自動収穫ロボット「Q」の実機は、「産業交流展2025」(11月26日~28日)、「2025国際ロボット展」(12月2日~6日)で展示予定。詳細は、(メール)pr@agrist.comへ問い合わせを。
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