高い保温性 ハウス内張用フィルム「やまもも」2014年9月11日
靴やプラスチック製品大手のアキレス(株)(大阪市)は保温性に優れ、透明性や作業性も向上させた内張り用高性能農業用ビニールフィルム「やまもも」を新発売した。
「やまもも」は、厚さ0.05mmだが、一般的な0.1mm製のものと同等の高い保温性をもつのが最大の特長だ。近年の施設園芸の現場で大きな負担となっている暖房費を削減したいという、生産者からのニーズを受けて開発した。
高い保温性を維持しつつフィルムの光線透過率を高めることで高透明性も実現。これにより、植物の生育を妨げることなく高品質な農産物を作る栽培環境を整えることができる。
また、薄くするとともに、べたつきを抑えるつくりになっているため、ハウス内の手動換気やカーテン利用での開閉作業による作業性も向上させることができる。
「やまもも」は、同社の生産工場に最新鋭の設備を投入するとともに、保温剤やフィルムの配合を最適化する同社独自の優れた製造技術によって開発されており、「暖房費の削減が図れることで、農業経営の一助になる」と、普及拡大に期待している。
規格は長さ100mで、幅は300、330、400cmの3タイプ。価格はオープン価格。全国の代理店やJAなどを通じて、9月1日から販売を開始した。商品の問い合わせはアキレス農業資材販売部(TEL:06-4707-2275)まで。
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