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豪雨災害に備え、水位をリアルタイム監視 リーズナブルな「ため池管理システム」受注開始2020年8月31日

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(株)Braveridge(ブレイブリッジ)は、 設置性に優れリーズナブルなIoTサービス 「ため池管理システム」を開発し、8月28日から受注を始めた。製品の出荷は11月予定。

豪雨災害に備え、水位をリアルタイム監視 リーズナブルな「ため池管理システム」受注開始

同製品は、福岡県新産業振興課「福岡県IoT推進ラボ」の「令和元年度IoTリーディングモデル創成事業」で、「低価格を実現したIoTため池管理システム」として採択され開発。福岡県IoT認定製品として、福岡県内の6市町村のモデルため池に試験導入され運用を開始している。

九州北部豪雨や西日本豪雨では、多くのため池が決壊し、甚大な被害が発生した。近年、頻発している豪雨災害を踏まえ、国では防災重点ため池の選定基準を見直し、ため池対策のあり方が大きく変わっている。各自治体では、水位計設置を含め監視体制の整備が急務となっており、多くのため池に設置するには低価格で設置性のよい「ため池管理システム」が求められている。

こうした問題を解決するため同社は、強みである無線通信技術、電池駆動が可能な低消費電力のBluetooth Low Energy(BLE)と、広域通信が可能な携帯回線(LTE)を組み合せ、さらに量産設計技術を活かして機器を小型軽量化し設置性を高めた「ため池管理システム」を商品化した。

ため池管理システム 概要ため池管理システム 概要

初期導入コストを大幅に低減、メンテナンスも省力化

機器費用は、従来システムの約5分の1という低価格。設置現場における施工性を飛躍的に向上し、設置コストを大幅に低減する。また、全ての機器を完全独立無線化しており、ケーブルの破損や切断の心配が無くメンテナンスコストも圧縮できる。

自由度が高い優れた設置性と拡張性

低消費電力のBLEのLongRange機能を使って、水位センサー・カメラとLTE通信部(LTE-BLEルーター)を分離し無線ネットワーク化。データはLTE-BLEルーターに集約しクラウドに送受信するため、低通信コストと高い拡張性を実現している。LTE-BLEルーターはソーラーパネルおよび大容量固体電池を一体化させた完全独立構造とし、BLE水位センサー・BLEカメラも長寿命の電池駆動を採用。外部電源や配線が不要になり、全ての機器を独立して設置できるため、最適な場所への設置できる。BLE水位センサーやBLEカメラの台数を増やすなど追加設置も簡単。

Webブラウザから閲覧、遠隔操作による映像確認が可能

PCやタブレット、スマートフォンなどで、いつでもどこからでも現場状況を確認可能。取得した水位情報はグラフと数値で直感的に把握できる。カメラ画像は、必要な時にPCやスマートフォンから遠隔操作で撮影できるため、消費電力と通信コストを抑えることができ、必要性に応じて「洪水吐」などの状況を映像で確認できる。定期撮影の設定も簡単。また、自治体などの管理者が使う総合管理画面では、複数のため池を一括して確認、管理することができる。

「ため池管理システム」は、基本セット(ソーラーバッテリー一体型ルーター×1、BLE水位センサー×1、初期設定費用)32万円(税別)※BLEカメラはオプション

ため池管理システムを使って<牧の池水利管理組合役員 木村和彦氏の話>

設置した牧の池ため池は、約270haの水田を賄うために作られたため池。昭和20年に完成し、これまでに幾度か改修工事が行われてきましたが、近年の豪雨に対しては、水量を管理することが非常に厳しい状況がある。田植えから約3か月間、役員が管理しているが、このシステムを使用することで即座に水量が把握でき、豪雨が予測される場合は、取り入れ口を閉鎖、また事前に放水するなどの対応が容易にできた。また、監視カメラを洪水吐に設置する事により、流木やゴミなどが流れ着いていないかを現地に行かずに確認することができ、便利で安心だった。

私たちの町も農家人口は減少しているが、ため池は維持・管理していかなければならない。農家以外の方々からも、ため池の管理は、どの様になされているのか・豪雨の水量は大丈夫ですか等、問い合わせが多くなった。

災害が発生するような豪雨のさなか、ため池に出向いて現地を確認する事は非常に危険を伴うが、今年は、行かずに済んだ。危険を避ける意味でも、ため池管理システムを設置して正解だった。

ため池管理システム 構成図ため池管理システム 構成図

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