完全自律飛行ドローンと「いろは」連携 作物の様々な解析を実現2020年9月2日
(株)旭テクノロジーは8月20日、 中国のドローンメーカー、EAVISION社が開発した完全自律飛行ドローン 「EA2020」の取扱いを開始。スカイマティクスが提供する葉色解析サービス「いろは」と連携により作物の様々な解析が実現する。
新開発農薬散布ドローン「EA2020」
農業従事者が抱えている重労働作業や作物の発育不良の問題を解決する手段として、ドローンで農薬散布を実施することにより、農作業時間の短縮化や作物収穫率の向上、収益率の向上が見込まれる。
これまでのドローンはGPSによる飛行だったが、受信できるGPS数が少ない場所や時間帯により、測位精度の正確性に欠けることがあった。「EA2020」は、ネットワークRTKという基準局(Base Station)からの補正情報を組み合わせることで、現場で取得した衛星データと周辺の電子基準点の観測データから作成された補正情報を組み合わせ、リアルタイムで効率的に測量を行う方式を採用。これまで現場で行ってきた基準局の設置を行う必要がなくなる。これにより高精度な位置情報補正ができるため、散布エリア設定範囲内で、より正確な散布ができ、さらに、設定範囲外への誤散布防止や農薬浪費の削減を実現する。
また、自動障害物回避機能を搭載しており、回避する方向と高さを瞬時に判断し、その状況に応じた最適な方法(垂直、水平の両移動可)で、高いレベルでの安全運用を実現。異なる地形や段差等に対しても、作物に合った高さで農薬散布することで散布量の調整ができ、飛散散布の割合を減らすことができる。

「いろは」との連携
葉色解析サービス「いろは」を連携する事で、ドローンで撮影した作物をクラウド上で処理し、最新の画像処理解析技術とAI技術により作物の健康状態を色別に判断し、作物の発育状況確認が可能になった。
「EA2020」と「いろは」を組み合わせ、ネットワークRTKと三位一体で完全自律飛行も実現する。自律飛行にあっては、スマートフォンで飛行経路を計画し、画面タップで始められる。人が操縦するリスクや移動して散布する必要がなくなり、効率よく"手の中での農業"を実現できる。
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