プランター菜園で「イチゴ栽培」春には自宅で手摘み体験も タキイ種苗2023年9月7日
秋はイチゴ植え付けのベストシーズン。タキイ種苗は、今年の秋からチャレンジできるプランターで手軽にイチゴを栽培する方法を紹介している。春には自宅の庭やベランダでイチゴ狩りが楽しめる。
家庭菜園におすすめのイチゴ品種3選
イチゴの苗を植え付ける時期は、10月から11月にかけてが最適。この時期に植え付けることで、苗が十分に根付いて冬を越すことができ、翌年の春には成長が促進され良好な収穫が期待できる。イチゴはプランターでも育てやすい植物で、日当たりと風通しのよい場所で、10月に苗を植えつけるのがおすすめ。
準備するもの
◎プランター菜園での「イチゴ栽培」方法
①苗の植え付け(10月)
植え付け時の注意点は、クラウンの部分を埋めてしまわないよう浅植えにし、株間20~30cmで植えつける。植え付け後は、プランタ-の底から水が出るまでたっぷり水をあげる。
*クラウン・・・株元から伸びている短い茎のこと
②水やり
イチゴは乾燥を嫌うが、水をやり過ぎると根腐れの原因になるため、土が乾いていたら水をやるようにする。また、休眠中は低温や乾燥には強いが、極度に乾燥すると枯れてしまうため、土の表面が白く乾いていたら水をやるようにする。
③追肥(11月、2~3月)
植え付け1か月後と株が休眠から覚めて生育し始める2~3月頃に、一般の化成肥料かイチゴ専用肥料を施す。冬の間は株が休眠しているため、追肥は必要ない。
④枯れ葉とランナーの切除(3月中旬~)
3月中下旬になると急に株が大きくなる。根ぎわの枯れ葉やランナーを摘み取る。
*ランナー・・・イチゴは親株からつるのように枝を伸ばし先端などに子株を作る。この枝を「ランナー」あるいは匍匐枝、匍匐茎という。
⑤人工受粉(4月)
4月に入って暖かくなると、花弁が白く中心が黄色くてかわいらしい花が咲く。開花初期は気温が低くミツバチなどの訪花昆虫が少ないため、受粉が不安定で奇形果ができやすくなる。奇形果を防ぐには、先のやわらかい毛筆や化粧用の筆などで花びらの内側の実になる部分を万遍なくなでるように、人工受粉するとよい。
⑥収穫(5月)
開花後30~40日で収穫可能。家庭菜園では真っ赤に完熟した実を収穫できる。実の裏側もしっかり赤く色づいているかどうかを確かめてから収穫を。
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