新しい装備を追加 コンバイン 「フロンティアマスター」新発売 井関農機 2024年1月10日
井関農機株式会社は、大規模生産者向けに居住性・操作性・メンテナンス性を向上させた新型コンバイン、フロンティアマスターFMシリーズを2023年12月より発売している。
近年、担い手への農地集約が加速するに伴って生産者一人当たりの作業時間も増加する傾向にあり、長時間作業でも疲れにくい居住性や操作性、またトータル作業効率を向上させるメンテナンス性の向上が求められている。
フロンティアマスターFMシリーズはこれらの時代が求めるニーズに応えるべく、居住性・操作性・メンテンナンス性を追求し、新設計の静音キャビンや副変速の 電子クラッチ化、その他メンテナンス性に関わる装備を新たに追加した。
FM575GZCAPLW
◎主な特徴
1)新設計キャビン
(1)静音性
静音性の高い新設計キャビンを搭載。5つのゴムマウントでマウント化を行い 従来機より振動を軽減したほか、作業時の騒音を従来機より7db(A)低減。
(2)保温冷庫
キャビン内左後方に保温冷庫を装備。庫内にエアコンの吹き出し口を取り付けており、エアコンからの吹き出しによりペットボトル飲料の保冷や保温が可能。
(3)オートエアコン&USBラジオ
オート機能付きエアコンで季節に関わらず快適な作業ができ、外部端子の接続により好きな音楽をかけながら作業可能。
2)新操作席
(1)操作性を重視した装備配置
各種レバーやスイッチ類の配置レイアウトを大幅に見直し、操作性を向上させたほか、足元の空間を見直し、広々とした操作席を実現。
(2)操作パネル
操作パネルは新規で一体型の操作パネルを採用した。各種機能をわかりやすく配置し、 ドリンクホルダや12V電源取り出し口、緊急エンジン停止スイッチも装備。
(3)カラー液晶モニタ
モニタは上位クラスのHJシリーズと同様のカラー液晶モニタを搭載。作業に関する情報をわかりやすく表示でき、日中でも見やすいように黒背景と白背景が切り替えできる。
3)操作性
(1)副変速電子クラッチ化
2速モーターHSTの採用により、副変速の切り替えがボタン操作で行えるようになった。走行しながらHSTレバーから手を離すことなく副変速を切り替えでききる。
(2)可変バルブ式刈取上下
刈取部上下の油圧バルブに可変バルブを採用し、パワステレバーの倒し角度に応じて刈取部の上下の速さを調節可能。より細やかな刈高さの調節も。
(3)刈取上下スイッチ
パワステレバーに刈取の上下が可能な刈取上下スイッチを装備。ワンタッチで刈取部の上下が可能で、刈り始めや刈り終わり時に便利。
(4)低速モードスイッチ
スイッチ操作により車速の上限が制限される。あぜ越え時や車両への積み降ろし時に操作することで車速が制限され、安全性の向上が期待。
4)メンテナンス性
(1)グレンタンクワイド点検口
グレンタンク側板が工具レスで簡単に開閉ができ、作業後の清掃性やメンテナンス性が大幅に向上。
(2)引き起こし脱着
左右以外の内側の引き起こし部が簡単に脱着可能となり詰まり時やメンテナンスの際に便利。
(3)刈取部キャスタレスオープン
刈取部のオープン機構を従来機のキャスタ式からキャスタレス式に変更。 刈取部オープンの手間を簡略化でき、ほ場での刈取オープンも可能となった。
(4)こぎ胴大型点検口
こぎ胴に大型の点検口を4ヶ所設け、こぎ歯の交換が行いやすくなった。
◎発売形式と希望小売価格(税込)
FM468 10,483,000円 ~ 13,002,000円
FM475 12,144,000円 ~ 14,036,000円
FM575 12,760,000円 ~ 15,279,000円
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