営農管理システム「AGRIHUB クラウド」滋賀県で産直POSシステムと連携開始2024年3月5日
JA・直売所など向けの営農管理システム「AGRIHUBクラウド」を開発するAgrihub(アグリハブ)は、JAレーク滋賀が運営する直売所「おうみんち」で、愛媛電算が提供する産直POSシステム「豊年万作くん」との連携を開始。直売所の出荷管理業務を自動化し、大幅に作業時間を削減できるようになり、直売所のDXを実現した。
これまでJAレーク滋賀の直売所「おうみんち」では、農家が紙の生産履歴を提出し、生産履歴を確認して結果をバーコード発券機へ登録する作業など全て手作業で、管理オペレーションに多くの事務手間が発生していた。このほど、「AGRIHUBクラウド」と産直POSシステム「豊年万作くん」の連携により、直売所「おうみんち」では、農産物の農薬適正管理から生産履歴管理など直売所の出荷管理業務を自動化。大幅に作業時間を削減し、直売所のDXを実現した。
産直POSシステムと栽培管理システムを連携するには、既存のPOSマスタと栽培管理システムの作物マスタを結びつける作業が必要になる。これまでのシステムでは、導入時に手作業で膨大なマスタを、一件一件手作業で設定する必要があり、システム導入事業者・システム提供会社の双方に大きな負担が生じていた。
Agrihubでは、こうしたマスタの98%以上をAIが自動で設定する独自技術の開発に成功。これにより、システム導入事業者・システム提供会社の双方に負担をかけずに導入することが可能に。初期導入コストを9割以上削減、POSレジ連携の開発開始から導入まで、2か月でスピード連携し、導入コストと手間を大幅に削減できた。
「AGRIHUBクラウド」を導入したJAレーク滋賀は「出荷に伴う紙の生産履歴をチェックする時間が省け業務の効率化に繋がった。またFAMIC(ファミック)の農薬情報のもとAIによる農薬散布チェックが行われ農薬誤使用の防止につながり安心安全な農産物を消費者へ提供できる」とコメントしている。
今回の導入は、JA滋賀中央会が検討を進める滋賀県全域のDX構想の一貫で導入され、栽培管理DXのサービスとして「AGRIHUBアグリハブ」と「AGRIHUBクラウド」が選ばれた。
重要な記事
最新の記事
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日