ビニールハウスの温度管理を効率化 温度センシングデバイスを開発 アクセリア2024年10月18日
Webコンテンツ配信プラットフォームとセキュリティサービスを提供するアクセリアは、農業における温度センシングデバイス「TempGazer」サービスを開発した。ビニールハウス内の温度を遠隔監視できるようになり、温度確認のための作業時間の削減や突然の温度変化への対応が可能になる。

アクセリアは、農業IoTプラットフォームの提供だけでなく、多くの課題解決や自動化、省力化、DX推進につながる産業の継続や発展に貢献することを目的としたサービス「FarmGazerシリーズ」を開発している。
このほど開発した温度センシングを中心としたサービス「温度センシングデバイス[TempGazer]」は、ビニールハウス内の温度を遠隔で確認できるようになるため、温度確認にかかる作業時間を削減でき、突然の温度変化にも対応。また、ビニールハウスに限らず、温度監視の必要な場所で利用できる。
同サービスの開発は、宮城県大郷町の農業法人・大郷グリーンファーマーズの協力でビニールハウスで野菜を生産する農家の課題解決から開発をスタート。課題として挙がった「車で移動しビニールハウス内の温度計を直接視認するため、多くの時間がかかる」「温度計の読み間違いによるミスの発生」「温度上昇や低下に関する確認タイミングに関する経験スキルの伝搬が困難」などの問題に対応した。
「温度センシングデバイス[TempGazer]」は、1つのデバイスにセンサと通信機能を搭載し、可搬性が高く導入が簡単。温度情報はクラウドに保存され、専用のUIでデータを可視化でき、PCやスマホから観測したデータとグラフ等を確認できる。別途Wi-Fiルータ等の準備が不要で、デバイスは「AC電源給電式」と「電池式」の2タイプを選択可能。ユーザが指定するしきい値温度に達した場合に、通知メールが送信される。
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