農業現場で環境制御ソリューションに取組「プランツラボラトリー」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年9月8日
アグリビジネス投資育成株式会社は9月5日、農業現場の課題を解決する環境制御ソリューションに取り組むプランツラボラトリー株式会社に出資することを発表した。
建材「PUTPANEL」(左)と建屋「PUTHOUSE」
プランツラボラトリーは、企業理念「Sustainable Farming ~人と植物と地球のみらいを考える~」の下、農産物の安定供給の実現を目指して設立。独自の環境制御技術を強みとしたソリューションを提供してきた。遮熱と断熱の効果を併せ持つ建材「PUTPANEL(プットパネル)」、高い耐候性を持つ独自設計の建屋「PUTHOUSE(プットハウス)」などの資材を開発し、環境制御がしやすくエネルギー効率に優れた農業施設や小口分散の都市型植物工場「PUTFARM(プットファーム)」の普及に取り組んでいる。
倉庫や畜舎など農業インフラは、多くの施設で老朽化が進んでおり、その設備更改が農業界における喫緊の課題。さらに、資材価格の高騰も相まって、農業インフラの整備に関する負担は一層大きくなっている。同社のソリューションはその機能性とともに、比較的短期間・低コストで導入できる点からも注目されており、サツマイモのキュアリング倉庫や菌床しいたけの栽培ハウスなど、農業生産・流通の様々なシーンにおいて採用されている。
アグリビジネス投資育成は、「PUTPANEL」、「PUTHOUSE」など技術的な優位性や高い汎用性を有する同社のプロダクトが、農業施設の老朽化や酷暑対策など業界の深刻な課題に対するソリューションとなり、持続可能な農林水産業の実現への貢献が期待できる点を評価して出資をきめた。
出資後は、株主の日本政策金融公庫、農林中央金庫などJAグループのネットワークを活用しながら、事業のサポートを通じて、国内農林漁業と食品産業の持続的な発展に取り組む。
アグリビジネス投資育成は2002年に設立され、「国内農林漁業及び食品産業の持続的な発展」を目的として、漁業林業法人、国内外の「食のバリューチェーン」に関わる企業に地域活性化やビジネスの創出、新たなバリューチェーンの構築・改善等に取り組む事業者を支援している。
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