米国の大豆、作付面積が過去最高に2014年7月7日
USDA(米国農務省)が公表コーン含めGMOの割合が増える
USDA(米国農務省)が6月30日に2014年米国内農作物の作付け状況を発表した。
これによると、14年の大豆の作付面積は過去最高となっている。またトウモロコシ・大豆・ワタのいずれでも遺伝子組換え(GMO)品種の割合が大きくなっている。
◆トウモロコシ
14年度の米国トウモロコシの作付面積合計は、8380万工一カー(約3391万ha)で、前年より4%減少したが、1944年以降では5番目となる作付面積となっている。
トウモロコシの総作付面積のうち、GMO品種の割合は、13年度より3%上昇して93%となっている。内訳は、害虫抵抗性(Bt)だけを持つ品種が昨年度より1%減少して4%に、除草剤耐性だけを持つ品種が1%減少して13%になり、害虫抵抗性と除草剤耐性の両方の性質を持つ掛け合わせ(スタック)品種が5%増加して76%となっている。
◆大豆
14年度の大豆の作付面積合計は、前年から11%増加して、過去最高の8410万工一カー(約3403万ha)となった。
大豆総作付面積のうち、GMO品種が占める割合は昨年度より1%上昇して94%となっている。GMOの特性は、すべて除草剤耐性だ。
◆ワタ
14年度のワタの総作付面積合計は、1140万工一カー(約461万ha)で前年から9%増加。うちアップランド綿の作付け面積は1120万工一カー(約453万ha)と、昨年より10%増加した。アップランド綿の作付面積のうちGMO品種が占める割合は96%と、昨年より6%増加した。
内訳は、害虫抵抗性(Bt)だけを持つ品種が昨年度より3%減少して5%に、除草剤耐性だけを持つ品種が3%減少して12%に、害虫抵抗性と除草剤耐性の両方の性質を持つスタック品種が12%増えて79%となっている。
◇
なお、この記事は日本モンサント社提供のインフォメーションをもとに作成した。
発表内容の詳細は米国農務省(USDA-NASS)ホームページで。
(関連記事)
・7?9月にGM作物の見学会 モンサント(2014.07.03)
・NON-GMコーンで生産 日本コーンスターチ(2014.06.12)
・GM作物政策、安全性評価不十分 パルシステム(2014.04.09)
・遺伝子組換えカイコ 隔離飼育試験を承認へ(2014.02.24)
・世界のGM作物栽培面積1億7500万haに(2014.02.20)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































