タキイのトマト、ドールと連携 「ウルトラベジ」ブランドに採用2015年7月14日
タキイ種苗(株)(本社:京都市下京区、瀧井傳一社長)が開発した機能性成分を含む野菜「ファイトリッチ」シリーズの中玉トマト「フルティカ」が、(株)ドール(本社:東京都千代田区、渡辺陽介社長)の「ウルトラベジ」ブランドに採用された。
ドールは、健康が気になる人に着目し、新しい野菜のカテゴリー「ウルトラベジ」ブランドを立ち上げている。特筆する栄養素が通常の野菜よりも多く含まれている「ウルトラベジ」は、2013年に従来品よりもスルフォラファンを多く含むブロッコリーに続き、2014年にミニトマト(タキイの「CF千果」「オレンジ千果」)を販売している。
今回ドールは、消費者に人気の高い中玉(ミディ)トマトとしてタキイ種苗が開発した「フルティカ」を採用、「ウルトラベジ ミディトマト」の商品名で販売を開始した。
一方タキイは、野菜などの食材分野で、今後は量よりも質へのシフトがより進むものと考えた。20年ほど前に野菜の色素に注目し、機能性成分を多く含み、なおかつ食味にすぐれた野菜の研究プロジェクトをスタートさせた。2010年、7品種からスタートして現在は15品種に拡大、「ファイトリッチ」シリーズとして、年々その品目・品種を拡充させている。
高品質で健康・健全な食品を提供してきたドールと、タネの品種開発から「機能性成分」にこだわってきたタキイが連携し、商品化された「ウルトラベジ ミディトマト」は、ドールの国内農場において厳しい品質基準のもとで生産されている。本年6月から、全国のスーパー、百貨店などで好評発売中だ。
タキイでは、今後も「ファイトリッチ」シリーズの品種開発を進め、野菜の消費拡大に寄与し、生活者の健康に役立てるよう、注力していく考えだ。
(写真)ドールが販売する「ウルトラベジ ミディトマト」
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