マラソン、ふれあいが魅力2013年3月8日
今年、念願の東京マラソンを初めて走りました。東京マラソンは2007年から始まった東京で行われるマラソン大会で、今年で7回目。私は2009年から毎年申し込み、5年目にしてやっと当選しました。
今年、念願の東京マラソンを初めて走りました。東京マラソンは2007年から始まった東京で行われるマラソン大会で、今年で7回目。私は2009年から毎年申し込み、5年目にしてやっと当選しました。約30万人が応募し、実際に走ることができるのは3万6千人という狭き門です。それだけに、スタートラインに立っただけでわくわく。
◇ ◇
スタートしてしばらくは、道路の真ん中を走っていました。普段は自動車で溢れかえっている都心の道路を悠々と走れるのは爽快です。ランナーに向かって応援の声がひっきりなしに飛んできます。ハイタッチしようと待ち構えてくれている方も大勢いましたので、早いうちから歩道寄りにコース取りを変えて走りました。
◇ ◇
品川で折り返し、再び有楽町に差し掛かったところで、車いすの老婦人が手を差し伸べていました。足を止め中腰で手を差し出すと、その老婦人は私の手を握り返してくれました。いつも車いすのホイールを握っているその握力は驚くほど強く、私はハッとして立ち止まり、「ありがとうございます」と言うのが精いっぱいでした。
◇ ◇
人はなぜ42.195kmを走るのでしょう。それぞれに何かを背負って黙々と走り続けるランナーは、「お遍路さん」だと思いました。そのランナーに声援を送り、水や食べ物を用意して待っていてくれる人たちは、「お遍路さん」に道中で果物やお菓子、路銀などを手渡す「お接待」。今、マラソンがブームになっている理由かもしれません。
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