表彰式では冒頭、黙とうで熊本地震の犠牲者に哀悼の意を表した。ＪＡ共済の事業基盤である農業は、農家・正組合員の高齢化や減少で平成27年度も厳しい環境にあったが、新規契約目標である重点施策目標とともに、全国目標を達成した。ＪＡ共済連の市村幸太郎経営管理委員長は「3Ｑ訪問活動による『あんしんチェック』によって既契約者への保障点検、ニューパートナー拡大に向けた『はじまる活動』の積極的展開に取り組んでいただいたおかげ」と、感謝の言葉を述べた。
　来賓で出席したＪＡ全中の奥野長衛会長は、ＪＡ共済が熊本地震に素早く対応し、全国から査定員を派遣したり、保障の内容も広げるなど、被災者の立場に立った査定を行っていることなどを評価。「これからの生活再建に向けた道は長く険しい。ＪＡグループの総力を結集して支援したい」と決意を述べた。
　またＪＡ改革については韓国の農協が厳しい環境におかれていることを挙げ「韓国のようにならないよう、国民の理解を深める必要がある。今まで以上に組合員や地域に必要とされる組織づくり、事業展開が必要で、その成果を広く国民知ってもらわなければならない。協同組合の助け合いの精神で、引き続き事業改革に取り組んでほしい」と訴えた。
　表彰式ではＪＡ共済大賞3組合のほか、特別優績表彰21組合、新契約優績表彰412組合、重点施策優績表彰40組合、普及活動優績表彰62組合、連続受賞優績表彰36組合などが受賞の栄誉に浴した。
　表彰式は最後に、ＪＡ全農経営管理委員会・中野吉實会長の音頭で万歳三唱し、ＪＡ共済の一層の発展に向けた意思固めを行った。

平成27年度 ＪＡ共済優績表彰組合

ＪＡ共済大賞（3組合）

セレサ川崎農協・神奈川県
兵庫六甲農協・兵庫県
奈良県農協・奈良県

特別優績表彰（21組合）

とまこまい広域農協・北海道
ふくしま未来農協・福島県
邑楽館林農協・群馬県
いるま野農協・埼玉県
市川市農協・千葉県
横浜農協・神奈川県
さがみ農協・神奈川県
かながわ西湘農協・神奈川県
上伊那農協・長野県
ぎふ農協・岐阜県
めぐみの農協・岐阜県
大井川農協・静岡県
とぴあ浜松農協・静岡県
あいち知多農協・愛知県
京都やましろ農協・京都府
大阪中河内農協・大阪府
わかやま農協・和歌山県
島根県農協・島根県
周南農協・山口県
香川県農協・香川県
沖縄県農協・沖縄県

新契約優績表彰（412組合）

重点施策優績表彰（40組合）

普及活動優績表彰（62組合）

連続受賞優績表彰（36組合）

◎50年連続受賞優績組合（3組合）
横浜農協・神奈川県
セレサ川崎農協・神奈川県
さがみ農協・神奈川県
◎40年連続受賞優績組合（1組合）
みなみ信州農協・長野県
◎35年連続受賞優績組合（7組合）
とうかつ中央農協・千葉県
巨摩野農協・山梨県
あづみ農協・長野県
大北農協・長野県
中野市農協・長野県
京都市農協・京都府
京都中央農協・京都府
◎30年連続受賞優績組合（1組合）
伊賀北部農協・三重県
◎25年連続受賞優績組合（2組合）
秦野市農協・神奈川県
高知市農協・高知県
◎15年連続受賞優績組合（3組合）
くまがや農協・埼玉県
市川市農協・千葉県
淡路日の出農協・兵庫県
◎10年連続受賞優績組合（6組合）
千葉みらい農協・千葉県
堺市農協・大阪府
あかし農協・兵庫県
香川県農協・香川県
周桑農協・愛媛県
コスモス農協・高知県
◎5年連続受賞優績組合（13組合）
八戸農協・青森県
大船渡市農協・岩手県
南三陸農協・宮城県
庄内みどり農協・山形県
塩野谷農協・栃木県
那須野農協・栃木県
あゆみ野農協・埼玉県
石川かほく農協・石川県
東びわこ農協・滋賀県
加古川市南農協・兵庫県
わかやま農協・和歌山県
鳥取西部農協・鳥取県
びほく農協・岡山県

普及活動特別賞（35組合）

（写真）574組合が表彰されたＪＡ共済優績組合表彰式、ＪＡ共済大賞を受賞し、インタビューを受ける3ＪＡの組合長

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