純利益505億円 前期比1853億円増-日本政策金融公庫2016年6月3日
日本政策金融公庫は6月2日、28年3月期決算を公表した。
純利益は前期比1853億円増加し505億円となった。要因は中小企業事業のうち、信用保険等業務勘定で当期純利益が前期比2880億円増加し、111億円になったため。
27年度の主な取り組み事項は、東日本大震災からの復興支援で関連融資実績は1万2333件(前年度比96%)、1835億円(同97%)だった。累計では26万881件、4兆2057億円となった。
4月に発生した熊本地震については特別相談窓口を設置。5月末までの相談状況は融資に関するもの2646件、返済に関するもの1208件で計3854件となっている。
農林水産業の新たな展開への支援では、農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)の融資実績は6186件(同103%)、2092億円(同111%)と件数・金額ともに増えた。
新規就農者や異業種からの農業参入企業などへの融資実績は、1782件、441億円となった。このうち「青年等就農資金」の融資実績は、1181件(同416%)、88億円(同326%)と大幅に増加した。
6次産業化関連の融資実績は1252件(同107%)、1047億円(同123%)と件数・金額ともに増加した。
(日本公庫の関連記事)
・熊本地震被害支援で融資制度拡充-日本公庫 (16.06.02)
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・融資実績23億円 熊本地震発生後-日本公庫 (16.05.20)
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