JA共済支える優績LAを表彰 JA共済連2018年7月12日
JA共済連は7月11日、東京都内で平成29年度JA共済優績ライフアドバイザー全国表彰式を行った。受賞者795名とJAや県本部の関係者などが集まり、受賞者の功績を称えるとともに、JAの共済事業の一層の発展を誓った。
JAのライフアドバイザー(LA)は現在、全国のJAで2万426名が活躍しており、その実績は新規契約を中心として81.4%を占めている。この表彰式は毎年開催されており「LAの甲子園」ともいわれて、この大会で表彰されることは、LAにとっては最高の栄誉とされている。
表彰式のあいさつで、JA共済連経営管理委員会の市村幸太郎会長は、まず今回の西日本を中心とした未曽有の豪雨についてふれ、被害を受けられた方々への見舞いと、一日も早い復旧と復興を祈ると述べた。
そして、きわめて厳しい環境下にも関らず、LAを中心とした普及拡大によって、7年連続で全国の推進総合目標を達成することができた。「これからも丁寧で誠実な推進活動を実施し、利用者満足度の向上を図り、すべての組合員や利用者に愛されるJA共済をめざして活動して欲しい」と一層の活躍を期待した。
(写真)あいさつする市村会長
今回の受賞LAは、共済外務専任が248名、共済外務専任以外が547人の合計795名。優績表彰の受賞者の中から特に優秀な成績を収めたLAを対象とする総合優績表彰が25名、生命共済、こども共済、建物更生共済など8部門からなる特別表彰が101名、昨年から設けられた新任優績表彰が13名、また15回、10回、5回の「通算表彰」が98名だった。 通算表彰15回の表彰者はJAふくしま未来(福島県)の末永英紀さんが一人。インタビューで末永さんは「東日本大震災、そして2年前には身近な肉親を急に失ったことで、何度も心がくじけそうになったが、仲間や上司、そして私を待ってくれるお客さまがいる。これが支えになり、念願の通算15回表彰を受けることができた。皆さんも絶対に負けないで頑張ろう!」と涙を滲ませながら語り、場内を感動に包んだ。
(写真)通算15回受賞の末永さん
最高の栄誉である総合優績表彰は、共済専任以外がJA永平寺(福井県)の山田崇文さん、共済専任ではJA対馬(長崎県)の西山義治さんが受賞した。
西山さんは昨年に続いての受賞だ。西山さんは人口3万人の対馬で1年間で約3800件の契約を達成している。西山さんは「JAの共済はどこにも負けない最高の商品であり、自信をもって勧めています。そして『西山さんだから安心』と言われることが最大の喜びです。今後は地元JAだけでなく、県内外の他のJAの仲間とともにLAを育てたい」と後輩の育成にも意欲を示した。 山田さんは「今日の受賞は、お客さまはもちろん、上司や仲間、そして何よりも家族の支えがあってのもの」と感謝の気持ちを示した。
最後に長野県JA大北の木村太一さんが決意表明を行い「全国の優績LAのご活躍や偉大な先輩方の表彰を拝見し、私も明日から日々コツコツと精進し、来年もこの会場で再び皆さんとお会いしたい」と述べた。
(写真)閉会のあいさつをする柳井理事長
最後に柳井二三夫理事長があいさつを行い、来年もここで会うことを誓い、表彰式は閉会した。
(関連記事)
・優績ライフアドバイザー795名を表彰 JA共済連(18.07.06)
・94%以上が「まかせて安心」と評価 JA自動車共済CS調査(18.07.04)
・生活障害共済「働くわたしのささエール」を新設 JA共済(18.03.19)
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