米と日本酒の輸出拡大めざす お米フォーラム2013年11月21日
米と日本酒の消費拡大を目的に、11月19日、東京・飯田橋のホテルグランドパレスで「お米フォーラム2013」を開催した。
主食としての米消費量が減少するなか、米の消費減を補うものとして、米を原料とした日本酒の消費拡大・輸出拡大が期待されている。
12月上旬には、一汁三菜を基本とした和食と日本の食文化が、ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しの中、食前酒、食中酒として日本の食文化に欠かせない日本酒の良さ、美味しさを国内外に発信していこうというものだ。
会場には、超党派の米消費拡大・純米酒推進議員連盟(衛藤征士郎会長)、共催団体でもあるJA全中の萬歳章会長、JA全農の萬代宣雄経営管理委員会副会長、日本酒造組合中央会の岡本佳郎副会長をはじめ、来賓として駐日ロシア大使、同スイス大使らが出席した。
衛藤議連会長は「私の若さの秘訣はお酒、酒は百薬の長であり、米消費拡大とあわせ日本酒の普及にも努めていきたい。海外に輸出されている日本酒は金額で約90億円、ワインやウイスキーは国外に数千億円も輸出されている。日本酒の輸出にも努力していきたい」とあいさつした。
続いて萬歳全中会長は「米は食文化の中心、日本型食生活が見直されている今日、食と農の観点から、米と日本酒の消費拡大に勉めていきたい」と述べた。
萬代全農副会長は「私の故郷である島根県には、酒造りの神を祀った佐香神社があり、日本酒発祥の地といわれている。日本酒の良さを見直して、日本農業の発展に繋げたい」と簡明に語り、乾杯の音頭をとった。
来場者は、各酒造メーカーが協賛・提供した選りすぐりの純米酒や吟醸酒を堪能し、盛会だった。
(写真)
上:あいさつを述べる萬歳会長
下:乾杯する萬代副会長(中央)と主催者・来賓ら
(関連記事)
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