「生産調整の見直し行う」安倍首相2013年11月27日
11月26日に首相官邸で開かれた第9回農林水産業・地域の活力創造本部で安倍首相は「40年以上続いた生産調整の見直しを行って自らの経営判断で作物を作れるようにする、そういう農業を実現していく」などと述べた。
安倍首相の発言の概要は以下の通り。
安倍内閣においては、あらゆる努力を傾け、農林水産業を若者に魅力ある産業にし、同時に、日本の農山漁村、ふるさとを守っていく。そのためには、経営マインドを持った農林水産業者が活躍できる環境を整備し、農業の構造改革を進め成長産業とし、農業・農村全体の所得の増加につなげることが必要だ。本日、林大臣を中心に取りまとめていただいた方向に沿って、安倍内閣の農政の大きな改革を進めていきたい。
具体的には、経営所得安定対策を抜本的に再構築し、米の直接支払交付金など構造改革に逆行する施策を一掃していく。また40年以上続いた生産調整の見直しを行って、自らの経営判断で作物をつくれるようにする、そういう農業を実現していく。そして、食料安全保障に直結する麦・大豆、飼料用米の生産を振興し、さらに、日本型直接支払を創設。これによって担い手の規模拡大を後押しし、美しいふるさとを守っていく。
(関連記事)
・水田農業改革を政府が決定 (13.11.26)
・水田政策「万全な予算の確保」を 萬歳会長(13.11.26)
・生産調整の廃止と「主作」栽培を強調(13.11.25)
・米の直接支払い交付金7500円を提示 与党大詰め調整(13.11.21)
・【クローズアップ農政】水田農業改革、計画生産を基本に 安藤光義・東大准教授に聞く (13.11.21)
重要な記事
最新の記事
-
純利益846億円に改善 農林中金 25年度半期決算2025年11月20日 -
黒字転換も通期純利益見通しは据え置き 農林中金25年度半期決算2025年11月20日 -
米の生産力維持へ 戦略作物で需要創出 自民党が水田政策で論点整理2025年11月20日 -
鹿児島で野生イノシシの豚熱感染 県内初2025年11月20日 -
食料とエネルギーの自給率向上を 全国町村大会で特別決議2025年11月20日 -
【農協研究会】准組合員問題にJAはどう正面から向き合うか JAはだの組合長・宮永均氏2025年11月20日 -
花市場でじわりと広がる対面・早朝せり廃止とオンライン・夜せり移行【花づくりの現場から 宇田明】第73回2025年11月20日 -
大事にしたいクルミ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第365回2025年11月20日 -
福岡県の直営飲食店舗で「博多なす&博多のトマトフェア」20日から開催 JA全農2025年11月20日 -
JA全農福島と「オフィスで野菜」福島牛の肉じゃがを数量限定で提供2025年11月20日 -
「子育てをサポートする組織」として『くるみん認定』を取得 JA共済連2025年11月20日 -
JAcom(農協新聞電子版)が大躍進中【森島 賢・正義派の農政論】2025年11月20日 -
公共土木施設愛護活動(通称:愛ロード)への愛媛県知事感謝状受ける 井関農機2025年11月20日 -
来場者全員が審査員「第2回おぢや棚田米コンテスト」30日に開催 新潟県小千谷市2025年11月20日 -
福井県の森林で働くってすばらしい!『そろ谷のアニメっち』コラボ動画で福井県林業をPR2025年11月20日 -
農業ソリューションCropScopeによる脱炭素効果を算定 COP30で発表 NEC2025年11月20日 -
りんご「ふじ」が最高金賞「食べチョクりんごグランプリ2025」発表2025年11月20日 -
アクポニ栽培アプリに新機能「資源循環レポート」搭載2025年11月20日 -
和歌山県かつらぎ町でこども特派員が農業体験 大阪府泉大津市2025年11月20日 -
農業版カーボンクレジット創出へ JAあいち豊田、Green Carbonと連携協定 愛知県豊田市2025年11月20日


































