小麦収穫量5%増加 平成26年産4麦の収穫量2014年11月19日
農水省は18日、平成26年産4麦の収穫量調査結果を発表した。
全国における4麦(小麦、二条大麦、六条大麦、はだか麦(子実用))合計の収穫量は、101万9000トンで、前年産より2万4400トン(2%)増加した。
このうち、北海道の収穫量は、1万8600トン(3%)増加して、55万5600トンだった。
【小麦(子実用)】
全国の収穫量は前年産より3万7400トン(5%)増えて、84万9100トンだった。
このうち、北海道は前年産より1万7800トン(3%)増の54万9700トンだった。これは作付面積が前年産より1400ha(1%)増加したことと、10a当たり収量が天候に恵まれおおむね良好だったことから、前年産より2%上回ったため。また都府県も作付面積が1100ha増えたことと、天候に恵まれ生育がおおむね良好だったことから10a当たり収量が前年産より6%上回ったことから、前年産より1万9600トン(7%)増の29万9400トンとなっている。
【二条大麦(子実用)】
全国の収穫量は、10万7900トンで、前年産よりも8700トン(7%)減少した。これは、関東地域で収穫期の降雨の影響などで、穂発芽の発生などがあり、10a当たり収量が、前年産より8%下回ったため。
【六条大麦(子実用)】
全国の収穫量は4万6800トンで、前年産より4700トン(9%)減少した。作付面積は前年産より400ha増えたが、関東地域において収穫期の降雨の影響などで穂発芽の発生などがあり、10a当たり収量が前年産より11%下回ったため。
【はだか麦(子実用)】
全国の収穫量は、1万4800トンで前年産より100トン(1%)増加した。10aあたり収量が、香川県で播種期の降雨による発芽不良や2月中旬までの低温などの影響により生育の抑制があったことから前年産より4%下回ったが、作付面積が240ha(5%)増加したため。
(関連記事)
・27年産民間流通麦入札結果(2014.10.21)
・小麦作付面積1%増 他作物からの転換増える(2014.10.10)
・"もち麦"テーマにフォーラム 香川・高松市で(2014.08.27)
・堆肥施用が10倍に 環境保全型農業直接支払(2014.07.04)
・JA全農が穀類種子消毒技術で独占使用権取得(2014.03.27)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日