ギネス認定を目指し「世界最高米事業」開始 東洋ライス2016年1月22日
東洋ライス(株)(本社:東京都中央区、雑賀慶二社長)は1月21日、品川プリンスホテルで、「世界最高米事業」開始式と記者発表会を開催した。
東洋ライスは昨年10月に予告していた「世界最高米事業」を本格的に開始した。この事業は「世界で最高に美味な原料玄米を、さらに最高の加工・熟成及びブレンド技術により、美味とメディカルライスとしての価値を高め、それを世界最高価格で販売する」もので、買取価格・販売価格ではギネス世界記録認定を目指す。
これにより日本のコメの価値を世界にアピールし、日本のコメの価値を上げようという試みであり、「コメの生産者(コメ農家など)」、「コメの加工・熟成及びブレンド技術(同社)」、「最高品位のコメの需要家(百貨店などの販売店、高級料理店など)」の三位一体となった取り組みとなる。
雑賀社長は、「世界最高米事業」開始式で、「コメは日本、日本のコメには敵わない、と海外からも言われるようにしたい」と挨拶した。
これは、無洗米・金芽米の開発などで培ってきた、同社独自の加工技術、これまでの常識を覆す画期的な「エコグリーンカプセル」による熟成保管技術を結集した「金芽米 じゅくせい」ブランドに、強い自信を持っているということだ。
2015年11月に石川県小松市で開かれた米・食味鑑定士協会主催の「第17回 米・食味分析鑑定コンクール国際大会」において、「金賞」を受賞した18品の玄米の中から、同社はブレンド相性の良い6品を厳選した。 選ばれたのは、コシヒカリ5品(新潟県1、山形県1、長野県3)と、熊本県のにこまる1品。この6品の生産者から合計3870kgを、1kg1900円で買い受けた。
さらにその中から最も生命力に優れた玄米を約2000kgに再厳選し、同社独自の熟成技術とブレンド技術、加工技術により食味と免疫力向上効果を高めた。
熟成期間を経て5月末ごろに、世界最高の価値を有するコメ「金芽米 じゅくせい」ブランドの最高峰として、1kgあたり1万1000円という驚きの高価格で販売される。 この企画は、日本のコメの価値向上とコメ農家の生産意欲向上を喚起することを目的に、毎年実施される。世界最高米は、なだ万(東京)、たん熊北店(京都)、同横浜店、同軽井沢店、京王百貨店(東京)が既に購入予約をしている。
(写真)挨拶する雑賀社長、「世界最高米」の原料米に認定された6組織・生産者
(関連記事)
・大リーガー青木宣親選手金芽米アンバサダー就任 東洋ライス (16.01.20)
・レンジ用の「金芽ロウカット玄米ごはん」発表 東洋ライス (15.12.02)
・日本ブライス京都工場で BG無洗米装置導入 日本ブライス・東洋ライス (15.11.18)
・ギネス世界記録認定目指し「最高の価値のお米」企画始動 東洋ライス (15.10.30)
・東洋ライス 第54期決算発表 売上高は78億8700万円 (15.07.08)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日
-
「日本の米育ち 平田牧場 三元豚」料理家とのコラボレシピを発表 生活クラブ2025年4月30日
-
「子実トウモロコシ生産・利活用の手引き(都府県向け)第2版」公開 農研機構2025年4月30日
-
「金芽ロウカット玄米」類似品に注意を呼びかけ 東洋ライス2025年4月30日
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【農協時論】農政の基本理念と政策へのJA対応 宮永均JAはだの組合長2025年4月28日
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日