日本ブライス京都工場で BG無洗米装置導入 日本ブライス・東洋ライス2015年11月18日
日本ブライス(株)は昨年11月、京都府久世郡の既設工場を買収し、同社京都工場として稼働してきたが、食味・歩留り問題の改善に向け、東洋ライス(株)のBG無洗米装置などに入れ替え、10月1日より再稼働を開始した。
日本ブライス株式会社(本社:福岡市、重松健一社長)は、近畿地区をはじめ中部・北陸地区の需要増に対応するため、昨年11月、京都府久世郡にある既設工場を買収、同社京都工場として稼働してきた。
しかし、同社福岡工場や福島工場と比べ、製品の食味・歩留り及び製造コストに大差があることから、このたび東洋ライス株式会社(本社:東京都中央区、雑賀慶二社長)製のコンタミ対応精米機、BG無洗米装置などの主要精米設備と入れ替え、10月1日より再稼働を開始した。
その結果、食味・歩留り・コスト問題は改善され、日本ブライスの京都工場は、最新設備の精米工場に様変わりした。同工場の稼働により、全国のBG無洗米工場は56工場となった。
同社はもともとBG無洗米を使用した外食業界の米飯・米穀取扱い部門からスタートした経験やノウハウを活かし、BG無洗米の販売だけでなく、取引先の店舗運営全般のサポートに至るまで、「顧客ニーズを満たす為のきめ細やかな提案型営業」を展開し、実績を上げてきた。
同社はBG無洗米を、他にない独自の戦略商品として位置づけ、1996年3月の会社発足と同時に(株)九州トーヨー新宮工場でBG無洗米加工を開始した。2006年6月にはBG無洗米機3トン型×1基を増設するなど業績を伸ばし、次いで福島工場を稼働させた。同社のBG無洗米年間取扱量は、1万4000トンを超えている。
新型BG無洗米装置は、従来型のBG無洗米装置と比べ、食味が向上し、歩留りも約0.5%向上した。またコンパクト化(容積比:約75%)により、設置面積が減少、そのため隔壁部屋の省スペース化や導入コストの軽減も実現した。また省エネ、消音化など環境負荷軽減も進化させた。
今回入れ替えた主要精米設備は、全て東洋ライス製の機器で、精米機60馬力×1ライン、新型BG無洗米装置が3トン×1基、メカパレ装置×1基、搬送設備は他の装置も全てコンタミ対応機器で統一されている。
本件に関する問い合わせは、東洋ライス(株)企画広報部 TEL:073-471-3011まで。
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