ロス米ゼロを実現 「高性能石抜機」新登場 東洋ライス2016年2月19日
東洋ライス(株)(本社:東京都中央区、雑賀慶二社長)は2月18日、選別性能を一層高め、「ロス米ゼロ」を実現した新型「高性能石抜機」を発表した。
この新型石抜機の特長は、コンタミ対応機種であるのは当然だが、従来機より一層選別性能を高め、これまでは選別できなかった石まで、選別出来るようになったことだ。
また、これまでのように、機内に溜まった石を機外に排出する際や、ロットを切り替える時のコンタミ対応時に、多量に発生する石米(石が混入したロス米)を、極めて少量に抑えられるので、製品歩留まりがかなり向上し、精米工場の利益アップにつながる。
更に「石米レスオプション」(オプション機能)を搭載すると、それらのロス米がゼロになり、石のみがぽろぽろと排出されるので、一層のコストダウンを図ることが可能。
具体的なコストメリットは、非コンタミ対応の従来機(同社AA-10型)と比較した場合、年間約316万円、またコンタミ対応機(同社DAA-10型)と比較した場合でも、年間約26万円のコストメリットが期待できる。
また設置作業も、従来型の跡にそのまま設置できるように設計してあるので、更新工事も容易。
◎1年間当たりのコストメリット根拠
<前提条件>
▽年間ロット数を3000回とする。また従来機は5分間隔の自動石排出とする。
▽1ロット当たりの石米(ロス米)排出量を、従来機(AA-10型)4.21kg、コンタミ対応機(DAA-10型)0.345kg、新型機(石米レス仕様)は石米が発生しないので0kgとする。
▽製品米の価格は250円/kgとする。
○従来機(AA-10型)の場合:3000回×4.21kg=1万2630kgの石米(ロス米)が発生するので、1万2630kg×250円=約316万円の損失(新型機に替えた場合の利益)になる。
○コンタミ対応機(DAA-10型)の場合:3000回×0.345kg=1035kgの石米(ロス米)が発生するので、1035kg×250円=約26万円の損失(新型機に替えた場合の利益)となる。
新型「高性能石抜機DAE-7」の価格は350万円、石米レスオプションの価格は100万円(共に税別)。
この商品に関する問い合わせは、東洋ライス(株)企画広報部 TEL:073-471-3011まで。
(写真)高性能石抜機DAE-7
(関連記事)
・「日本の米 世界への挑戦」NHKの海外向けチャンネルで放送 東洋ライス (16.02.04)
・ギネス認定を目指し「世界最高米事業」開始 東洋ライス (16.01.22)
・大リーガー青木宣親選手金芽米アンバサダー就任 東洋ライス (16.01.20)
・レンジ用の「金芽ロウカット玄米ごはん」発表 東洋ライス (15.12.02)
・日本ブライス京都工場で BG無洗米装置導入 日本ブライス・東洋ライス (15.11.18)
重要な記事
最新の記事
-
どこまで理解しているのか小泉大臣【小松泰信・地方の眼力】2025年6月25日
-
フードバンク、子ども食堂への備蓄米無償交付を追加 農水省2025年6月25日
-
【人事異動】農水省(6月23日付、24日付、25日付)2025年6月25日
-
ブラジル向け精米 検疫条件が緩和 農水省2025年6月25日
-
【JA人事】JA福山市(広島県)占部浩道組合長を再任(6月24日)2025年6月25日
-
【JA人事】JAとうと(岐阜県)古川敏之組合長を再任(6月20日)2025年6月25日
-
【JA人事】JAいずみの(大阪府)谷口敏信組合長を再任(6月25日)2025年6月25日
-
【JA人事】JA松任(石川県)得田恵裕組合長を再任(6月21日)2025年6月25日
-
【JA人事】JAハリマ(兵庫県)柴原利春組合長を再任(6月21日)2025年6月25日
-
エンゲージメント向上へ若手職員がプロジェクト 「目安箱」設置も JAさいたま2025年6月25日
-
土壌診断研修会(基礎編)を開催 JA全農みえ2025年6月25日
-
みえの米ブランド化推進会議総会を開催 高温耐性「結びの神」拡大へ JA全農みえ2025年6月25日
-
「2025愛媛みかん大使」募集中 JA全農えひめ2025年6月25日
-
第53回通常総代会を開催 JA鶴岡2025年6月25日
-
青森県産 稀少な大玉さくらんぼ「ジュノハート」を数量限定販売 JAタウン2025年6月25日
-
【農と杜の独り言】第1回 国際園芸博覧会とは 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年6月25日
-
アズキの遺伝子の知見を利用 ダイズのさやの弾け難さを強化 農研機構2025年6月25日
-
「水稲移植栽培における除草剤体系処理によるナガエツルノゲイトウ防除技術」SOP公開 農研機構2025年6月25日
-
"カメムシ急増"に天然成分100%の「モスガード スプレー」 第三者機関の試験で一定の効果 たかくら新産業2025年6月25日
-
近赤外分光とAI活用の次世代土壌分析サービスを開始 片倉コープアグリ2025年6月25日