国際放送番組「日本のコメ 世界への挑戦」150カ国で放映 東洋ライス2016年2月26日
東洋ライス(株)(本社:東京都中央区、雑賀慶二社長)の、精米技術によるコメの世界戦略を紹介するNHKの国際放送番組が、「日本のコメ 世界への挑戦」のタイトルで2月9日、世界150か国・地域で2億1043万世帯に向け放映された。
東洋ライスは、独自の精米技術により、日本のコメに栄養価が高く食味が良いという新たな価値を創出し、従来とは異なるコメの世界戦略に挑戦しているが、先般、同社のこうした取組みが、国際放送番組「NHK WORLD/jibtv」で取り上げられた。
番組では「Japanese Rice:Taking on the World(日本のコメ 世界への挑戦)」と題して、【雑】賀社長が辿ってきた技術開発の軌跡、金芽米の開発秘話、究極のコメを追及する「世界最高米」事業、金芽米の海外進出などが紹介された。
なお、同番組の日本語字幕版がYoutubeで「東洋ライス NHK」と検索すると確認できる。(URL:https://www.youtube.com/watch?v=qC8aS3Kkht4)
金芽米は、従来は精米時に取り除かれていた亜糊粉層(あこふんそう)を残して精米する。白米よりも旨み、甘味、栄養価に優れたコメだ。
近年、香川大学医学部の研究により、人の免疫力を高め病気やガンを予防する効果がある「LPS」が、金芽米には精白米の約6倍(洗米した精白米と比較すると約270倍)含まれていることが明らかとなった。
世界的な健康志向と日本食に対する関心から、従来二律背反であった、美味しさと栄養を両立させた金芽米は国内外で注目されている。
昨年11月に行われたフランス・パリでの試食販売では、わずか2日間で商品100袋が完売したという。金芽米は現在、アメリカ、台湾・香港、シンガポール、フランスの計42店で販売されている。
国内では、TPP合意により安価な外国米の輸入が増えるものと予測されており、競争の激化と日本の水田の減少が懸念されている。
また、毎年1兆円ずつ増え続け、国家予算と肩を並べるまでに膨張した医療費の削減も急務だ。こうした状況を踏まえ、同社は金芽米の普及を推進することで、医療費削減と水田を守ることに注力していく考えだ。
※【雑】賀慶二氏の「雑」は、正式には異体字です。
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