米価高騰 60kg3万円に迫る銘柄も 1月の相対取引価格2025年2月20日
1月の米の相対取引価格は60kg2万5927円と過去最高を更新した。銘柄によっては3万円に迫るものもある。
24年産米の相対取引価格は9月に60kg2万2700円からスタートし4か月連続で上昇した。この間の上げ幅は同3227円、14%上昇した。
12月は「新潟コシヒカリ(一般)」や「秋田あきたこまち」など、シェアの多い代表的銘柄の価格が上昇したことから全体を引き上げたが、今回は12月に価格が下がった銘柄が上昇するなどの動きが見られた。
「長野コシヒカリ」は12月は前月比87%となったが、1月は同126%となった。「宮城ひとめぼれ」も12月は同97%となったが、1月は同119%となった。
「北海道ななつぼし」は12月は前月比101%と横ばいだったが、1月は112%と上昇し、2万9409円と3万円に迫る。
12月は11月と比べて価格を下げた銘柄が34%あったが、1月は18%に低下した。
農水省によると前月に一度価格を引き下げた銘柄でも、全体の相場感から「上げる余地はある」として取引が成立した銘柄が多く、銘柄の居所が崩れ、一度下がった銘柄も平均価格に収れんするような取引となっていると見る。
農水省が政府備蓄米の売り渡しを表明したのは1月24日だが、1月の相対取引への影響は認められず、取引への影響が出るのは2月以降と見られる。
重要な記事
最新の記事
-
新米を5キロ4000円以上でも買う人の割合18.3%【熊野孝文・米マーケット情報】2025年8月12日
-
新潟県産ブドウを5人にプレゼント 「にいがたフルーツプレゼントキャンペーン」第2弾 にいがた園芸農産物宣伝会2025年8月12日
-
カントリーエレベーターのコンクール開催 北部CEが最優秀賞 岐阜県農協CE協議会2025年8月12日
-
米の新たな流通モデル創出へ 吉備中央町と農業連携に向けた協議開始 泉大津市2025年8月12日
-
富山で就農「とやま農業未来カレッジオンライン説明会」参加者募集2025年8月12日
-
農業プロジェクト「ReFarm by SOLAMENT」本格始動 住友金属鉱山2025年8月12日
-
新潟上越の生産者と交流 棚田の景観と米作りに触れるツアー開催 パルシステム東京2025年8月12日
-
オーレックの乗用草刈機「みどり投資促進税制」対象機械に認定2025年8月12日
-
シンとんぼ(154)-改正食料・農業・農村基本法(40)-2025年8月9日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(71)【防除学習帖】第310回2025年8月9日
-
農薬の正しい使い方(44)【今さら聞けない営農情報】第310回2025年8月9日
-
JA全農が千葉県成田市でドローン実演会 KDDIと提携で農業用ドローン活用を加速2025年8月8日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 山口県2025年8月8日
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年8月8日
-
【注意報】ナシにハダニ類 県下全域で多発のおそれ 鳥取県2025年8月8日
-
【注意報】いねに斑点米カメムシ類 全域で多発のおそれ 山形県2025年8月8日
-
農水省幹部 需要見通し誤りを謝罪 自民部会2025年8月8日
-
トランプ関税で支援求める 自民党対策本部でJA全中2025年8月8日
-
(447)孤独担当大臣と「チャッピー」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月8日
-
廃棄カキ殻を米・野菜・畜産飼料に再利用 万博で「里海のある未来」PR 瀬戸内かきがらアグリ推進協議会2025年8月8日